心理士カウンセラーのブログ

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【WISC-Ⅴ検査と高校の選び方】

2023.09.04

9月になり、中学3年生のお子さんは

入試モードに入っていくのではないでしょうか。

この秋に志望校を決めて

来年の入試に照準を合わせていくお子様も多いと思います。

特に中学校時代、

色々と上手くいかない事があったお子さんは

自身に合う「高校選び」という

とても難しいことにチャレンジをする必要があります。

そこで、

その「高校選び」の時や節目節目に活用できるのが

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査です。

今回は、そのWISC-Ⅴ検査と高校選びについて

ご説明いたします。


《お子さんの特性ってどういうこと?》

皆さんは、お子さんの特性って

どうお考えでしょうか。

お子さんの特性を聞くと

親御さんからはよく

優しいとか

真面目とか

頑張り屋さんとか

こういった意見がよく挙がってきます。

しかし、

こういった「特性」というか「性格」で

高校を探すというのは

至難の技だと思われます。


例えば、

・優しい子に合った高校

・真面目な子に適した高校

・頑張り屋さんが集まる高校

って探しにくいですよね?

そもそも高校側も

「ウチの高校は、真面目ではない子に適しています!」

とは絶対に言わないと思います。

そこで、お子さんの特性を

WISC-Ⅴ検査で捉えることが重要視されています。


《WISC-Ⅴ検査でお子さんの特性を捉えるとは…》

WISC-Ⅴ検査でお子さんの特性を捉える、

具体的にどういうことかご説明しましょう。

例えば、WISC-Ⅴ検査の

PSI(処理速度指標)が低いと

学校の授業において

先生が黒板に書いた文字を

ノートに書き写すことが遅かったり

それ自体が困難だったりします。

その場合は、進学を希望する高校に

WISC-Ⅴ検査の結果を渡し、

高校がどんな合理的な配慮ができるのかを

直接、入試担当者から聞くのです。


また、例えばWISC-Ⅴ検査の結果が

WMI(ワーキングメモリ指標)が低いのであれば

それは

・視覚の短期記憶

・聴覚の短期記憶

があまり強くないことを指します。

そのため何かを記憶する際に

・時間を十分に与えてもらう

・記憶しないでも問題ない状況にしてもらう

などの配慮がなされるでしょう。


このようにWISC-Ⅴ検査の結果によって

進学を希望する高校に配慮して欲しい事項が

おのずと見えてくるのです。


《高校に配慮を求めたら入試で不合格になる?》

さて、先ほど高校選びの際に

高校側の配慮について記載しました。

しかし、度々、

「高校に配慮を求めると、面倒くさい奴と思われ、

入試で落とされるのではないか。」

という質問が挙がります。

確かに「その通り!」です。

それでも入学前に、配慮をしてもらえるのか

確認する方が「絶対に良い」のです。

高校生活が何もなく

順調に進めば問題はないです。

しかし、「もしも」の時のために

万全の体制にしておきたくはないでしょうか。


中学校生活で様々なことがあったお子さんは

高校生活でも同じような事が起きる可能性があります。

その時のために「配慮」を得られないような高校は、

仮に入学後に問題が発生しても

きっと何もしれくれないでしょう。

そのため結果として

問題が発生した後、

学校側も問題解決に向けて

歩み寄ってくれることなく

「退学」になってしまうお子さんが

多数いるのです。

《退学する可能性があっても進学する?》

さて、まだ高校に入学もしていないのに

いきなり「退学」の話って

どういうことなのか、と思う方も

いらっしゃるでしょう。

しかし、高校進学は

「入学」が目標ではありません。

目標は「卒業」なのです。


さらには

「楽しい高校生活を送った上での卒業」

これが目標なのです。


そう考えると

ただただ「入学」する高校を選ぶのではなく

「お子さんの特性にあった配慮をしてくれるのか?」

「楽しい高校生活を送れるのか?」

「問題が発生した際に歩み寄ってくれるのか?」

 という基準の先に「卒業」がある

ということはお分かりだと思われます。

 《どんな高校生活を送りますか?》

お子さんにどんな高校生活を送って欲しいですか?

毎日笑顔で登校し

「学校楽しい!」

と言ってもらいたくないですか?

一生に一度きりの高校生活、

お子さんの特性を鑑みた上で

高校を選び、

そして、問題が発生した際には

親御さんと協力して

学校側も対応してくれる、

そんな高校を是非、お探しください。

ちなみに高校進学や

WISC-Ⅴ検査について

もし、気になること等あれば

いつでも気軽にご相談ください。

ちなみに松陰高等学校 高松校・丸亀校の先生は

生徒の皆さんのカウンセラーでもあります。

 
なんでも親身になって

相談に乗りますよ。


松陰高等学校 高松校・丸亀校では

子どもの居場所作りだけでなく

保護者の居場所になるよう

いつでも相談に乗れる体制を作っています。

誰に何を相談して良いのか

なかなか分かりにくいこの時代。

子どものことだけでなく

さまざまなことをご相談ください。

また、松陰高等学校がどのような居場所なのか気になる方は

是非一度、松陰高等学校 高松校・丸亀校を

見学してみてくださいね。

《最後に…》

松陰高等学校 高松校・丸亀校では

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査や

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査の結果を元に

お子さんにとっての

ベストな教育環境や指導方針を組み立てています。

 

 

また、ご希望の方は、松陰高等学校 高松校・丸亀校でも

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を実施しています。

どんな子どもでも

さまざまな特性があります。

その特性は

子どもを苦しめるだけではなく

使い方を変えれば

大きな武器になるのです。

WISC-Ⅳ (ウィスク4)検査をもっと活かしたい方は

いつでもお気軽にご連絡ください。

お待ちしております。

また、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査や

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査を

ご自身でとれるようになりたい先生は

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査のとり方や

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査のとり方も

お教えしています。

その場合もお気軽にお問い合せください。

では。。。
松陰高等学校 高松校・丸亀校

☎087-813-3781

info@kagawa-mirai.jp

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