保護者の声
Parents' voices
松陰高校 丸亀校・高松校を選んだ保護者の方にインタビューしました。
Voice #01
Y.M.さん
学校に行きたいけど、行けない子
息子は小学校の頃からHSP(ハイリー・センシティブ・パーソンの頭文字を取った言葉で、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」)の傾向がありました。人の感情に敏感なため、つい感情移入しすぎてしまい、友人との約束などを過度に守ろうとする(断ることができない)ことから、心が疲れてしまい生きづらさを感じていたようです。
1年の秋、学校へ行けずに彷徨っていたところを保護され、以降、家に引きこもるようになりました。それでも、心の奥底には「学校へ行きたい」という思いがあったようです。その思いを汲み取れず、我が子の居場所づくりばかりに奔走していたのですが、じっくり話を聞いてやっと気づくことができました。
そして「全日制私立高校」か「通信制高校」への進学か、悩む時がやってきました。
中学校の進路指導では、その中学校から進学実績のある通信制高校の名前しか出てきません。そこで息子と相談しながら、多くの通信制高校に資料請求をしました。ですが、パンフレットからは見栄えのいい外面だけが目立ち、その本質までは分かりません。決め手となったのは、
1. 学校に通いたかったこと(当たり前ですが、スクリーングは通いなれた教室であること)
2. 本人の意思や個性を尊重してくれる環境
でした。
最近は親も子もインターネットから情報収集することに慣れ、知らないうちに考えが偏ってしまうことがあります。松陰では、先生や友だち、それ以外に支えてくれる多くの方とのリアルな体験を通じて、本当の自分を自分自身で見つけていって欲しいです。
Voice #02
K.K.さん
なんとなく高校を選んでいませんか?
中学生の時から何か目標はありますか?
なんとなく進学してみて、それから目標を探してみたり、そのまま見つけられずに日々を過ごしてしまう子が実際多いと思います。
息子は中3の進路を決める最後の学期に不登校になりました。それまでは部活動にも熱心に励む、ごく普通の中学生でした。ですが、思春期にありがちな、自分の心の中の迷いから、当時はうまく自分を表現できなかったのでしょう。高校受験に失敗し、その現実に抗っていました。
松陰では、伝えることができなかった息子の思いを先生がうまく引き出してくれて、その後の高校生活においては、自身の問題を自分の力で解決する力を養ってもらったと感じています。高校をコロコロと何度も変わることは出来ません。自分に合ったペースで学び、その後の進路を考えることが出来る高校をぜひ選んでください。
Voice #03
K.O.さん
成長を急かさない、じっくり待ってくれる先生がいる
「どうして自分は学校に行けないのか?」娘は中学の頃から自分を責め続け、何事にも自信が持てずおびえていた日々だったと思います。人の目を気にして怖がりでなかなか行動することが出来ない、大好きだった部活動にも参加できなくなり、中学3年になってからはカウンセリングの時間だけの登校スタイルでした。姉も通信制高校に転入したので、妹には最初から通信制高校が合っていると思い、中学のうちから体験授業に参加できる学校を探し、実際に3つほど体験に行きました。最終的に本人がここに来たいと決めました。入学面談では、自分の話をよく聞いてくださったのが嬉しかったのか安心感があったようです。
松陰高校では、娘ができないことより、いまできることを認めてくれる大らかな土壌があります。じっくり1つ1つクリアしていくことで、娘は少しずつ自信を持ち始め、怖がることが減ってきました。できることが増えていくと、おのずと一人で歩いていけるようになりました。
松陰高校の先生はとても丁寧に話を聞いてくださいます。また、待ってくれます。そして普段から娘のことをよく見てくれています。どの先生に話しても、話したことが伝わっていて学校全体で見守ってくれていると実感できます。
Voice #04
E.M.さん
再び自信を取り戻す方法
進学校に進んだまでは良かったのですが、責任感の強さと、周囲の期待に応えたいと思う重圧から、学業と部活の両立に悩みを抱えるようになり、次第に体調を崩していきました。
松陰はインターネットで調べて資料を取り寄せたうちの1校でしたが、見学で訪れた際の在校生の声掛けに大変良い印象を受けたようです。
一度自信を失ってしまい、そこから回復するために必要な時間や方法には個人差があるはずです。松陰の先生方は息子に対して的確に、丁寧に言葉を選び、粘り強く接して頂きました。おかげで、親では引き出せない息子の本心を知ることができました。
次第に自分の将来を考え、危険物取扱責任者の資格や英検にも挑戦するようになり、彼の成長を感じています。
在学中には通信制高校の特徴を活かし、全日制高校にはない時代に合った本当に価値ある教育を施して頂くことを期待しています。