心理士カウンセラーのブログ

Psychological counselor Weblog

【松陰高校で起立性調節障害は克服】

2023.08.21

さて、8月に下旬に入り

子ども達の夏休みも後2週間となりました。 

この夏休みに大きく成長した子もいるでしょう。

 特に中学3年生は、受験生として

一番、受験勉強に力を注ぐ時期といえるでしょう。

 この夏休みに志望校を決めた子は

秋から志望校に絞った学習方法に切り替えると思います。

 しかし、この時期によくあるケースとして

受験圧の空気感を過敏に感じ取り

起立性調節障害(OD)を患ってしまう子がいます。
 
今回は、起立性調節障害を患ってしまった子が

通信制高校に進学し、

どうやって病気を乗り越えたのかをご説明いたします。

《起立性調節障害とはどういった病気なの?》

 ちなみに起立性調節障害とは

一体どのような病気なのか

まずは、簡単にまとめてみましょう。 

 起立性調節障害とは

立ったり座ったりする時に

血圧や心拍数がうまく調節できないために

めまいや立ちくらみ、

動悸や倦怠感などの症状が起こる病気です。

松陰の職員もパニック障害を克服した職員が

居ますが、その職員がいつも言うのが

あの状態はなった本人しかつらさはわからない」と

よく口にします。
 
パニック障害だけでなく、起立性調節障害も

自律神経系の異常が原因だと考えられています。

 ちなみに自律神経系は

心臓や血管、体温、内臓の働きなどを

自動的にコントロールする神経のことです。

 では、自律神経系の異常というのは

どういったことが原因で発生するのでしょうか。

自律神経系の異常は、

詳しいことはまだ分かってはいませんが

 
過度なストレス

睡眠不足

過度のダイエット

などが関係していると言われています。


 

《子どもにとって最大のプレッシャーかも?》

 
生まれてから15年間生きてきた

多くの子どもにとって

 高校受験はもっとも大きなプレッシャーとなります。

真面目な子どもほど

頑張ってきた子どもほど

そのプレッシャーは大きくのしかかるでしょう。

 
皆、頑張っているからとか

皆、乗り越えてきているからとか

そういったことは言ってはいけません。

 
その性格や性質、

体力や得意、不得意によって

起立性調節障害になるかならないかは

変わってくるのです。



 
《起立性調節障害の子どもが選ぶべき高校》

 起立性調節障害を患った子どもは

朝、起きて学校に登校することが

困難になります。

そして、志望校決定の際、

全日制高校ではなく

通信制高校を選ぶというのがほとんどです。

 仮に全日制高校を受験し、

そして合格したとしても

毎朝、決まった時間に起きて

高校に登校することが困難になり

転校してしまうケースが非常に多いからです。

ではなぜ無理をして全日に行ってしまうのか?

 
その理由として保護者の意思決定が強い家庭は

中学の三者面談で希望的観測で

全日制を選ぶケースが多くあります。

中学の先生ともよく話をしますが

「家庭の方針で全日に行かせたいと決めれば

私たちは難しいと思っていても意見することは出来ない」

というもどかしい意見もよく耳にします。
 

しかし通信制高校とはいっても

色々な高校があります。

 その子どもにもっとも適した高校を選ぶことが

第一に挙げられるでしょう。

  

子どもが起立性調節障害であるなら

第一選択肢として挙げられる高校は

 まさに

「起立性調節障害に理解がある高校」

ということになります。

 
または、

「起立性調節障害でも卒業できる高校」

という考え方もあるでしょう。

 
《起立性調節障害の治療法ってあるの?》

 起立性調節障害において

明確な治療法はありません。
 
薬で症状を軽減できたとしても

完治するわけではありません。
 

起立性調節障害の治療は

ストレスの軽減

十分な休養

十分な睡眠

が必須になります。

 ストレス軽減については

「高校受験がある」

という事実は変えられません。

高校受験が終了しない限り

ストレスからの開放がないのです。

 そのため早い段階で

通信制高校への進学を決めてしまう場合も多いです。

 なぜなら通信制高校でも

人気がある高校は定員になってしまうと

募集を打ち切るからです。
 
通信制高校への入学を

無事に果たした子どもは

 起立性調節障害の状況を見ながら

無理のない学習を進めていくことができます。

無理は絶対に禁物です。

 通信制高校では無理することなく

高校卒業資格を取得できるような仕組みがあります。
 
しかし、高校3年間ずっと

起立性調節障害に苦しむ子どもはいません。

起立性調節障害は思春期に多い病気です。

そのため思春期を抜ける頃には

完治する子どもも多いのです。

それは松陰高校のHPやInstagramをご覧になり

子供たちの笑顔を見ればその変化に お気づきになると思います。 

通信制高校の中には

全日制高校のように毎日、登校でき、

部活動もある学校があります。

そのような学校であれば

病気が完治した後は

全日制高校のような高校生活を送ることが可能でしょう。

病気で苦しい時があるかもしれません。

しかし、解決方法は必ずあります。

もし、気になることがあれば

いつでも気軽にご相談ください。

ちなみに松陰高等学校 高松校・丸亀校の先生は

生徒の皆さんのカウンセラーでもあります。

なんでも親身になって

相談に乗りますよ。



松陰高等学校 高松校・丸亀校では

子どもの居場所作りだけでなく

保護者の居場所になるよう

いつでも相談に乗れる体制を作っています。



誰に何を相談して良いのか

なかなか分かりにくいこの時代。

子どものことだけでなく

さまざまなことをご相談ください。

また、松陰高等学校がどのような居場所なのか気になる方は

是非一度、松陰高等学校 高松校・丸亀校を

見学してみてくださいね。


《最後に…》

松陰高等学校 高松校・丸亀校では

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査や

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査の結果を元に

お子さんにとっての

ベストな教育環境や指導方針を組み立てています。

また、ご希望の方は、松陰高等学校 高松校・丸亀校でも

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を実施しています。

どんな子どもでも

さまざまな特性があります。

その特性は

子どもを苦しめるだけではなく

使い方を変えれば

大きな武器になるのです。

WISC-Ⅳ (ウィスク4)検査をもっと活かしたい方は

いつでもお気軽にご連絡ください。

お待ちしております。

また、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査や

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査を

ご自身でとれるようになりたい先生は

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査のとり方や

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査のとり方も

お教えしています。

その場合もお気軽にお問い合せください。

では。。。

松陰高等学校 高松校・丸亀校

☎087-813-3781

info@kagawa-mirai.jp

年別アーカイブ

よく読まれている記事