心理士カウンセラーのブログ

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【未来を守るために、環境を選び直すということ】

2026.05.28

「せめて高校だけは、普通に卒業してほしい」

そう願う保護者の気持ちは、決して間違っていません。

お子さんの将来を思うからこそ、そう願うのだと思います。

ただ、その「普通」という言葉が、知らないうちにお子さんを苦しめ、

保護者の方ご自身の心まで追い詰めてしまうことがあります。

特に、ゴールデンウィークが終わった5月。

新しい学年、新しいクラス、新しい人間関係。

4月は何とか頑張っていたけれど、連休明けから急に朝起きられなくなった…

学校へ行こうとすると、お腹が痛くなる…

涙が出る…

制服を見るだけでしんどくなる…

この時期にこの様なお子さんは、決して少なくありません。

そして保護者の方も、

「このまま不登校になったらどうしよう」

「今の高校を辞めたら、将来が閉ざされるのではないか」

「通信制高校を選ぶのは、後退になってしまうのではないか」

そんな不安を抱えながら、毎日を過ごされているのではないでしょうか。

結論からお伝えします。

通信制高校は、後退ではありません。

それは、お子さんの心と未来を守るために、

環境を選び直すという、とても前向きな選択であり「前進」になります。

【「行けない」のではなく「今の環境が合っていない」のかもしれません】

学校に行けなくなると、どうしても「本人の甘え」「努力不足」「気持ちの弱さ」と

捉えられてしまうことがあります。

でも、

心理学的に見ると、多くの場合、それは本人の能力の問題ではなく、

環境とのミスマッチで起きています。

たとえば…

人一倍敏感なお子さんにとって、

常に人の声や視線がある教室は、とても大きな刺激になります。

起立性調節障がいのあるお子さんにとって、朝決まった時間に登校することは、

気合いだけでは乗り越えられない身体的な負担になります。

学習の得意・不得意に大きな差があるお子さんにとって、

一斉授業のスピードは、理解する前に次へ進んでしまう苦しさがあります。

これは、

“足のサイズに合わない靴”を履いて「みんなと同じように走りなさい」

と言われているようなものです。

走れないのは、その子が悪いからではありません。

靴が合っていないだけなのです。

通信制高校を選ぶということは、その子に合った靴を探し直すことです。

【5月にしんどくなる子は「弱い子」ではありません】

5月は、心が疲れやすい時期です。

4月は新しい環境に合わせようと、知らず知らずのうちに力が入っています。

「頑張らなきゃ」

「遅れたらいけない」

「普通にしなきゃ」

そう思いながら、毎日を乗り切っている子もたくさんいます。

けれど、ゴールデンウィークで一度緊張がゆるむと、

それまで何とか保っていた心と体の疲れが、一気に表に出てくることがあります。

朝起きられない。

学校に行こうとすると体調が悪くなる。

部屋から出られない。

スマホばかり見てしまう。

何を聞いても「別に」としか言わない。

その姿を見ると、保護者の方は不安になると思います。

でも、それは「怠け」ではなく、

心と体が「少し休ませてほしい」とサインを出している状態かもしれません。

大切なのは、そこで無理やり引っ張ることではありません。

まずは、今その子に何が起きているのかを、丁寧に見てあげることです。

松陰高等学校 高松校・丸亀校には、

全日制高校で苦しくなった生徒、

中学校時代に不登校を経験した生徒、

人間関係に疲れた経験のある生徒、

学習に自信を失ってしまった生徒さんも入学・転入そして編入してきます。

でもその子たちは決して、未来をあきらめて来るわけではありません。

むしろ“もう一度自分のペースで立て直すため”に松陰に来ています。

毎日通うことが難しい子は、少しずつ登校日数を増やしていく。

朝が苦手な子は、午後からの登校でリズムをつくる。

人との関わりに不安がある子は、まずは先生との関係から始める。

勉強に苦手意識がある子は、分かるところまで戻って学び直す。

小さな一歩を積み重ねることで、

「自分にもできることがある」

「学校に来ても大丈夫だった」

「先生に相談してもいいんだ」

という感覚が少しずつ必ず戻っていきます。

それは、単なる高校卒業のためだけではありません。

卒業後の大学進学、専門学校、就職、そして社会の中で自分らしく生きていくための土台をつくる時間です。

【今さらですが「高校卒業資格」は、通信制高校も全日制も全く同じです】

通信制高校について、「将来の選択肢が狭くなるのではないか」と心配される方もいらっしゃいます。

しかし、松陰高等学校で取得できるのは、全日制高校と同じ「高等学校卒業資格」です。

大学進学、専門学校進学、就職、公務員試験など、

卒業後の進路に向けて必要な資格として、同じように扱われます。

大切なのは、どの高校に在籍しているかだけではありません。

その3年間で、自分をどう立て直したか。

何に向き合ったか。

どんな力を身につけたか。

そこにこそ、本当の意味があります。

【心理学の視点で大切にしていること】

松陰高等学校 高松校・丸亀校では、学習面だけでなく、生徒の心の状態にも丁寧に目を向けています。

特に大切にしているのは、

「自己否定」から「自己受容」へ向かうことです。

入学当初、多くの生徒は自分を責めています。

「みんなと同じようにできなかった」

「親に迷惑をかけた」

「自分はダメなんだ」

そんな思いを抱えている子もいます。

でも、本当に必要なのは、「もっと頑張れ」と追い込むことではありません。

今必要なのは

「今のあなたでも大丈夫」

「ここから始めればいい」

「できる方法を一緒に探そう」

と伝えてくれる大人の存在です。

安心できる場所があると、子どもは少しずつ動き出します。

否定されない環境の中でこそ、人は本来の力を取り戻していきます。

【保護者の方も、一人で抱え込まないでください】

お子さんが学校に行きにくくなると、保護者の方も大きな不安を抱えます。

「育て方が悪かったのではないか」

「もっと早く気づいてあげればよかった」

「この先、この子はどうなるのだろう」

そんなふうに、ご自身を責めてしまう方も少なくありません。

でも、お子さんを支えるためには、まず保護者の方の心も守られる必要があります。

親が少し安心できると、子どもも安心しやすくなります。

「この子にはこの子の道がある」

そう思えるようになったとき、親子の関係にも少しずつ余白が生まれます。

松陰高等学校 高松校・丸亀校では、生徒だけでなく、保護者の方のお話も大切にお聞きしています。

【地元で、自分らしく学び直す】

高松校・丸亀校は、香川県に根ざした通信制高校です。

地元で学びながら、地元の大学だけでなく全国の大学、専門学校、企業への進路を考えることができます。

また、通信制高校でありながら、先生や友人とゆるやかにつながれる環境があります。

無理に集団へ押し込むのではなく、一人ひとりに合った距離感で関わる。

その中で、少しずつ人と話せるようになったり、行事に参加できるようになったり、

進路について考えられるようになったりします。

大きな変化でなくてもいいのです。

昨日より少し前を向けた。

今日は少し学校に行けた。

先生と一言話せた。

今日レポートを一枚進められた。

その小さな積み重ねが、未来をつくっていきます。

【環境を変えることは、後退ではありません】

通信制高校は、「全日制に行けなかった子」が仕方なく選ぶ場所ではありません。

自分に合った環境で、もう一度、自分の人生を立て直すための場所です。

環境を変えることは、後退ではありません。

未来を守るための選択です。

今の学校に行けないからといって、お子さんの将来が終わるわけではありません。

むしろ、今の苦しさに早く気づき、その子に合った環境へ移ることで、

本来持っている力が少しずつ戻ってくることがあります。

どうか、今だけを見て悲観しないでください。

お子さんの人生は、まだまだこれからです。

まずは、話すことから始めてみませんか

今の苦しさを、親子だけで抱え込まないでください。

松陰高等学校 高松校・丸亀校では、個別相談を行っています。

無理に入学や転入をすすめるための相談ではありません。

今、お子さんがどんなことで困っているのか。

保護者の方がどんな不安を抱えているのか。

これからどんな選択肢があるのか。

まずは、そこから一緒に整理していきます。

「この子の未来のために、今できることは何か」

高松校・丸亀校で、お子さんと保護者の方が少しでも安心できる一歩を踏み出せるよう、

心を込めてお手伝いさせていただきます。

補足:WISC検査について

松陰高等学校 高松校・丸亀校では、

WISC-Ⅴ、WISC-Ⅳなどの検査結果をもとに、

お子さんに合った学び方や関わり方を一緒に考えています。

お子さんには、それぞれ特性があります。

その特性は、

時に学校生活の中で困りごとになることもあります。

しかし、見方を変え、環境を整え、関わり方を工夫すれば、

その特性は大きな力になることもあります。

WISC検査の結果をもっと活かしたい方、

お子さんに合った学習環境を知りたい方は、

お気軽にご相談ください。

松陰高等学校 高松校・丸亀校

☎

 087-813-3781

✉

info@kagawa-mirai.jp

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