心理士カウンセラーのブログ
Psychological counselor Weblog
【当てはまりますか?中高生の発達障がいの特徴と周りの対応】
2024.02.15
進学前のこの時期になると、
行動特性の強いお子さんや発達障がいなど
学びに特徴がある中学生、高校生の親御さんから
よく相談をお受けします。
今回は中高生の発達障がいに関する特徴と
その対応についてご説明します。
過去のブログにも書きましたが
発達障がいとは主に…
・ADHD(注意欠如・多動性障害)
・ASD(自閉スペクトラム症)
・LD(学習障害)
などを含んだ幅広い範囲を指します。
《発達障がいの一般的な特徴とは?》
まずは、先ほど記載した発達障がいの
一般的な特徴を整理してみましょう。
1)集中力の問題
ADHD(注意欠如・多動性障害)の子どもは
しばしば注意が散漫となり
長時間、同じことに集中することが
難しいことがあります。
授業中に簡単に気が散る、
宿題を終えることができない
などの傾向がみられるかもしれません。
2)社会的な交流の困難
ASD(自閉スペクトラム症)の子どもは
非言語的コミュニケーション分野の
理解が難しいことがあり
クラスメイトとの関わりの中で
上手に対応していくことが難しい
場合もあります。
3)学習上の困難
学習障害(LD)がある子どもは
読み書きや数学など、
特定の学習領域の中で
困難を抱える場合があります。
しかし、
これは知能に問題があるわけではなく
学習の方法について
支援が必要な場合がある
ということなのです。
《周りの適切な対応》
1)理解と支援
我が子が発達障がいがある
もしくはその疑いがある場合、
親として一番大事なことは
理解と支援です。
子どもの「特性」を理解し、
必要な支援を提供することが重要です。
例えば、ADHD傾向の子どもは
やるべきことをひとつひとつ
周囲が視覚化する必要があります。
突発的にあれこれ手を付けて
結果、何もできていない
ということが起こるので
それを防止します。
2)専門家との協力
中学校や高校に在籍している
カウンセラーの先生や心理士、
発達障がいの専門家と連携することで
子どもの特性を把握でき
その子にあった学習方法や
その環境を整えることができます。
例えば、どうしても「書く」ことに
抵抗を持つお子さんには何回も書いて
漢字や英単語を覚えるのではなく
言って覚えるという方法もあるのです。
3)ポジティブなコミュニケーション
中学や高校で色々あった子どもは
自己肯定感が下がりがちです。
そのため、わずかでも子どもの成功を認識し
肯定的なフィードバックを与えることで
子どもの自己肯定感を高めることができます。
なお、自己肯定感が低いと新しい事に
なかなかチャレンジできないので
進路を決めたり、アルバイトを選んだり、
就職する時など色々と困ることもあります。
発達障がいを持つ子どもは
特別な支援やちょっとした気遣いで
その潜在能力を十分発揮できる
ことがあります。
そして、他の子どもと同じように
愛情と理解、適切なサポートがあれば
学校生活や社会生活において
充分対応でき、成功することができます。
子どもの成長は一筋縄ではいかないことも多いです。
しかし、親御さんの理解と支援、そして
学校側の愛情と柔軟な対応によって
子どもの道のりはより滑らかになるでしょう。
子どもの個性を理解し、尊重し、子どもが
直面する困難に寄り添い、支えることで
子ども自身が自信を持って成長していくのです。
《最後に…》
発達障がいがあっても
社会で成功している方はたくさんいます。
逆に発達障がいがなくても
社会に出て困難を乗り越えられず
引きこもってしまう方もいます。
大事なことは診断名ではなく
自信を持って、未来に向き合っていけるのか
なのです。
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《最後に…》
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さまざまな特性があります。
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それではまた。。。
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