心理士カウンセラーのブログ
Psychological counselor Weblog
【発達障がいを抱える子どもが輝く高校進学】
2021.08.16
この夏休み、いかがお過ごしでしょうか。
中学3年生さんにおいては、
まさかゲーム三昧というとはないですよね?
さて、中学3年生に関わらず
最近の傾向として
「子どもに合った高校選び」
がさらに進んできています。
しかし、いまだに
「本人が行きたい高校に行かせる」
という親御さんは多いです。
自分で判断でき、
自分のことは自分ででき
仮に学校生活において
何か問題が発生したとしても
自身の努力で乗り越えられる子どもは
「本人が行きたい高校に行かせる」
で良いと思います。
しかし、
・発達障がいを抱える子ども
・グレーゾーンの子ども
・勉強が極端に苦手な子ども
・学習障がいの可能性がある子ども
が
「自身の特性に最適な高校選び」
を行えるのでしょうか。
今回は、「高校進学」「高校選び」について
深堀りさせていただきます。
【高校側は、特性がある子どもを理解してくれていますか?】
ご存じのように
高校は義務教育ではありません。
休みがちになってしまうと
進級できなくなります。
また、テストで赤点が続いてしまうと
進級できなくなる可能性が出てきます。
授業だけではく、
イベントへの参加も必須です。
最近の子どもは、
「留年」すなわち「原級留置」を
皆、嫌います。
一学年下の子ども達と一緒に学ぶくらいであれば、
「高校を辞める」
という選択肢を多くの子どもは選びます。
では、公立高校の先生もしくは
普通の私立高校の先生が
子どものことを第一に考えて
適切な判断やサポートを行ってくれるのでしょうか。
発達障がいに理解がある先生、
WISC4(ウィスク4)検査を読み解ける先生
がいる公立高校、私立高校であれば
問題はないかもしれません。
しかし、その先生だけが
発達障がいやグレーゾーンに理解があっても
「高校として、受け入れているのか?」
ということも視野に入れる必要があります。
要は、発達障がいに理解のある先生が
色々とサポートしてくれたとしても
他の先生、もしくは校長や副校長、教頭が
「その子だけ、特別扱いはできない!」
というケースが多々あるのです。
【つきたい職業に必ず就ける?】
子どもの頃、多くの子どもが
「将来、サッカー選手になりたい」
「プロ野球選手になりたい」
「ユーチューバーになりたい」
と言います。
そこに対しては、頭ごなしに
否定することもないと思います。
実際のチャレンジさせてみて
本人が「無理そう」だと気付いたら
方向転換できるからです。
では、高校はどうでしょうか?
例えば、本人が行きたいという高校に
無事に入学できた、とします、
しかし、授業についていけなかったり、
友だちと合わなかったりで
なかなか学校に行けなくなりました。
その子が選んだ道だから
その子に自分でなんとかさせる、
としているうちに1年生の年度終わり、
3月になりました。
そこで、出席が全然足りない、
単位が1つも取れていない、
となったら
・もう一度、1年生をやるか
・転校
するしか、選択肢はないのです。
仮に「転校」を選んだとしても
前に在籍していた高校で
・一単位も取れていない
・出席が全然足りていない
場合、転校先で2年生からリスタートできる可能性は
ほぼナイでしょう。
要は、転校をしても
1年生からリスタートなのです。
1年間、棒に振っても
それは本人の責任だから、
とか
長い人生、1年くらい遠回りしても
特に問題はない
と考えますか?
【WISC4(ウィスク4)検査と進路選択の関係】
WISC4(ウィスク4)検査において
PRI(知覚推理指標)が低いと
・今の状況を客観視できない
・自分の状態を客観視できない
・高校進学後の困難が想像できない
・困難やトラブルの乗り越え方が想像できない
ということが往々にしてあります。
そういった子どもでも
「自分の行きたい高校」
に行かせても良いのでしょうか。
先の想像ができない子どもでも
一年くらい棒に振っても良い
と考えても良いのでしょうか。
この辺は親御さん自身の
子育て観になるので
それに則った判断をなさると思います。
しかし、高校進学後、
上手くいくような選択肢を選ぶのであれば
・発達障がいやグレーゾーンに理解のある先生がいる
・学校全体で発達障がいやグレーゾーンの子どもに対するサポート体制がある
・WISC4検査の読み取りができる
高校を探してみてください。
【高校での転校はハードルが上がる?】
高校進学で失敗したとしても
早くに気が付けば
「転校」してリカバリーできる、
という方もいます。
それは、事実です。
しかし、転校はそんなに簡単ではないのです。
新入学よりも
確実にハードルが上がります。
学校が変われば
授業の体制も変わりますし
教科書も変わります。
高校での友だち作りも
0からのスタートです。
そこも自己責任にしますか?
どの高校に進学するかで
子どもの人生が変わります。
・発達障がいを抱える子ども
・グレーゾーンの子ども
・勉強が極端に苦手な子ども
・学習障がいの傾向がある子ども
であれば、早くから動くのは当然のこと
その子どもの特性にあった
高校を見つけてくださいね。
ちなみに松陰高校 高松校・丸亀校では
発達障がいを抱える子どもや
グレーゾーンの子どもに対して
適切な教育環境を提供しています。
ご興味がある方は
是非一度、お問い合わせくださいね。
それでは、また。。。
松陰高等学校 高松・丸亀校
心理士/カウンセラー 車重徳
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WISC4検査についてのご質問は、
松陰高等学校 高松・丸亀校まで
お願い致します。
☎️087-813-3781
ご希望であれば
WISC4検査から
その子に即した
勉強方法などを
アドバイスをさせて頂きます。
グレーゾーンの子どもを抱える親御さん、
発達障がい児を育てている親御さん、
特別支援に関わる学校の先生、
放課後等デイサービスの指導員さん、
是非、お気軽にお問い合わせください。
《WISC4(ウィスク4)理解セミナー》
松陰高等学校 高松・丸亀校では
定期的にWISC4検査の勉強会を無料で
開催しております。
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