心理士カウンセラーのブログ
Psychological counselor Weblog
その子のペースで、その子の未来へ
2026.10.15
~今、学校に行けなくても未来への道は続いています ~
「朝になると、どうしても起きられない」
「学校の話をすると、黙り込んでしまう」
「頑張りたい気持ちはあるのに、身体がついてこない」
そんなお子さんの姿を見ながら、
「このままで高校に進学できるのだろうか」
「将来、社会に出ていけるのだろうか」
と、不安を抱えている保護者の方もいらっしゃると思います。
こんにちは。松陰高等学校 高松校・丸亀校です。
私たちが日々感じているのは、子どもには、それぞれに合った学び方と成長のペースがあるということです。
「みんなと同じ」が苦しい子どももいます
毎朝決まった時間に登校する。
大人数の教室で過ごす。
周囲と同じペースで勉強する。
それが自然にできる子もいれば、大きな負担になる子もいます。
発達特性や学習面の苦手さ、周囲の刺激への敏感さ、起立性調節障がいなど、その背景はさまざまです。
本人は頑張っているのに、思うようにできない。
そんな経験が重なると、少しずつ自信を失ってしまうことがあります。
大切なのは「どうしてできないの?」と問い続けることではなく、
「どうすれば、この子ならできるだろう」
と考えることではないでしょうか。

小さな「できた」が、自信につながります
学校に行けなくなった子どもにとって、最初の一歩は簡単ではありません。
でも、その一歩は毎日登校することだけではありません。
今日は先生と少し話せた。
レポートを一枚終わらせた。
興味のある体験活動に参加できた。
自分から「また来たい」と言えた。
大人には小さく見える変化でも、本人にとっては大きな一歩です。
心理学では、こうした経験を通して育まれる
「自分にもできそうだ」という感覚を、自己効力感と呼びます。
小さな「できた」の積み重ねが、次の一歩を踏み出す力になっていきます。
自由なだけではなく、成長できる高校生活を
松陰高等学校 高松校・丸亀校では、最初から毎日の登校を求めるのではなく、
一人ひとりの状況に合わせた高校生活を大切にしています。
週に一度、短い時間から始める生徒もいます。
勉強につまずいていれば、分からなくなったところに戻って学び直します。
また、自由参加の体験活動や地域との交流など、教室の外で学ぶ機会も大切にしています。
勉強では自信が持てなかった子が、体験活動では生き生きとした表情を見せる。
人と話すことが苦手だった子が、少しずつ自分から声をかけられるようになる。
そんな一人ひとりの変化を、私たちは大切にしています。
目指しているのは、ただ登校の負担を減らすことではありません。
自分に合う学び方を見つける。
困ったときに誰かに相談する。
人との関わり方を少しずつ身につける。
そして、
自分の進路を自分で考えられるようになる。
高校卒業だけでなく、その先の人生につながる力も育んでいきたいと考えています。

保護者の方も、一人で抱え込まないでください
「もっと早く気づいてあげればよかった」
「私の接し方が悪かったのだろうか」
そうやって、ご自身を責めてしまう保護者の方もいらっしゃいます。
でも、不登校の背景は一人ひとり異なり、ひとつの原因だけで説明できるものではありません。
進路の話をするたびに親子でぶつかり、どう接すればよいか分からなくなることもあるでしょう。
そんなときは、無理に答えを出そうとしなくても構いません。
「学校に行かせなければ」
から、
「この子に合う道を一緒に探してみよう」へ。
少し視点を変えることで、これまで見えなかった選択肢が見つかることもあります。

今の姿だけで、3年後の未来を決めないでください
今は学校に行けていない。
勉強が止まっている。
将来の話をしたがらない。
それでも、今の状態がずっと続くとは限りません。
子どもは環境や人との出会い、小さな成功体験によって、少しずつ変化していくことがあります。
大切なのは、
周りと同じ速さで進むことではなく、
自分の足で、
次の一歩を踏み出せるようになること。
松陰高等学校 高松校・丸亀校では、お子さんがまだ学校見学に来られない場合も、
保護者の方だけでご相談いただけます。
「うちの子には、どんな高校生活が合っているのだろう」
そんな不安や疑問も、どうぞお聞かせください。
その子のペースで、その子の未来へ。
今は立ち止まっていても、これからの可能性まで失われたわけではありません。
※WISC検査について
松陰高等学校 高松校・丸亀校では、WISC-Ⅴ・WISC-Ⅳなどの検査結果も参考にしながら、
一人ひとりの得意なことや苦手なことを理解し、学習方法や支援のあり方を考えています。
また、ご希望に応じてWISC-Ⅳ検査についてのご相談も承っています。
検査結果の数字だけではなく、その子の良さを、これからの学びにどう活かしていくか。
私たちはそこを大切にしています。
松陰高等学校 高松校・丸亀校

087-813-3781
