心理士カウンセラーのブログ

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【適応障害と発達障害の違いについて】

2023.05.29

四国も例年より早く梅雨入りしましたね。

それに伴い少しずつ気温も上がってきました。

新しい学年も3ヶ月目に入り

さまざまな事に対する

新鮮味の薄れ

環境に対しての

合う合わないも出てきたのではないでしょうか。

環境に適合できない状態を軽視し

放っておくと、最悪

「適応障害」になってしまう

可能性があります。

しかし、

特性が強い子どもさんの場合

同じ症状が出たとき、

もしかすると適応障害ではなく

発達障害もしくは

グレーゾーンの可能があります。

そもそもとして

適応障害と発達障害は

どのような違いがあるのでしょうか。

詳しくご説明いたします。


《発達障害と適応障害の違いとは…》



発達障害は、個人の脳の発達や

神経系の発達に関連していて

実は幼少期から始まっているものです。

一方、適応障害は学生だけでなく

男女問わず大人の世界でも

新入時や転職時によくある話で

個人のストレスへの適応能力の低下や

環境の変化に関連していて

ストレスフルな出来事が

引き金になることがあります。

まとめると

発達障害…脳や神経系の発達の課題

適応障害…ストレスへの適応の問題

となります。

ちなみに発達障害には細かくわけて

自閉症スペクトラム障害(ASD)

注意欠如/多動症(ADHD)

限局性学習症(LD)

などがあります。

一方、適応障害は上手く対処をしないと

うつ病

双極性障害

不安障害

心身症

を患うことがあるので、

十分な注意が必要です。


《適応障害の子どもへの接し方》

このように適応障害は

悪化してしまうと

とても大変な状況になってしまいます。

そうならないようにするには

どのように接すれば良いのでしょうか。

具体的に挙げていきましょう。

1)理解と受容

まずは、子どもがものごとを

どのように感じているいるのかを

把握してください。

そして、その状況を理解し、

その気持ちや困難を

受け入れる必要があります。

子ども自身が抱える問題や感情に対し

絶対に“否定的”な態度をとるのは止めましょう。

子どもの話を真剣に聞くことで

子ども自身が自分の心の中の感情を

整理しやすくなります。


2)コミュニケーション

子どもとは何でも言い合える関係を

構築しておきましょう。

子ども自身がどんなことでも

気軽に何でも話せる状況を作るのです。

特に思春期の子どもだと

なかなか自身のことを打ち明けてくれない

ことがあります。

そのため口頭でのやりとりだけではなく

LINEやメール、お手紙などを

活用することも効果的です。

また、何かを一緒に作業している中で

ふと「本音」がこぼれることがあります。

その「本音」は聞き逃さないように

していくことが重要でしょう。


3)ルーティンと予測可能性

子どもには安心しておこなえる

ルーティンや予測可能な環境

が必要でしょう。

日常生活の中で予定やルーティンを明確にし、

安心して過ごせる環境を作りましょう。

人は心が不安定な時に

時間を持て余してしまうと

余計なことばかり考えてしまいます。

何も考えずに

日々、やるべきことをこなしていけば

解決していくこともあります。

シンプルにやるべきことを明確にしましょう。


4)応援とエンパワメント


子ども自身の強みや興味を見つけ

それを活かす機会を提供しましょう。

成功体験を積み、

子ども自身が自己肯定感を高めていくことが

肝要です。

まず、子ども自身が何に興味があり

どんなことをしてみたいのかを

把握することから始めても良いかもしれません。

可能であれば、

親や支援者も子どもと一緒に楽しみましょう。

5)専門家の利用

場合によっては、専門家の助言や

支援を受けましょう。

なにごとも悪化してしまってからでは

遅い場合もあるので…

6)自己ケア

親御さんや支援者側も

自己ケアは大切にしてくださいね。

ご自身が健康でないと

誰も救うことはできないので。。。

言葉はきついかもしれませんが、

三流の人は 他人も自分を粗末に扱います。

二流の人は 他人を大切にし、自分を粗末に扱います。

一流の人は 自分も他人も大切に扱います。

絶対に自己犠牲は必要ありません。

お母様もお子様も自分自身をもっともっと

大切に扱ってください。

必ず解決策はあります。

また、松陰高等学校 高松校・丸亀校の先生は

生徒の皆さんのカウンセラーでもあります。

どのような事でも親身になって

相談に乗ります。

また、松陰高等学校は、保護者の皆さまに対しても

寄り添ったアドバイスをしています。

子どもの居場所作りだけでなく

保護者の居場所になるよう

いつでも相談に乗れる体制を作っています。

誰に何を相談して良いのか

なかなか分かりにくいこの時代。

子どものことだけでなく

さまざまなことをご相談ください。

どんな子どもでも

さまざまな特性があります。

その特性は

子どもを苦しめるだけではなく

使い方を変えれば

大きな武器になるのです。


また、松陰高等学校がどのような居場所なのか気になる方は

是非一度、松陰高等学校 高松校・丸亀校を

見学してみてくださいね。


松陰高等学校 高松校・丸亀校
☎087-813-3781
info@kagawa-mirai.jp

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