心理士カウンセラーのブログ

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【高校生の時に必要なアイデンティティの育て方】

2024.03.14

アイデンティティって聞いた事はある。

なんとなくイメージできる人は多いと思います。

実用日本語辞典によると

「自分は自分であると自覚すること」

「連続性のある自己認識を持つこと」

「自分の価値を他者に認められること」

わかりやすく言えば、自分は何者なのか?

を認識して他者と区別できる状態である。

と書かれています。

すこし難しいので“音楽から引用”すると

令和の今でも10代が聞く邦楽には

「自分を確立する」「自分探し」的な歌詞の

入った曲は常に人気がありますよね。

これは私が10代、すなわち30年以上昔も同じでした。

その当時流行った曲に、

尾崎豊さんの

「僕が僕であるために」や「17歳の地図」

というアイデンティティを探しもがく

思春期真っただ中の曲が流行っていた事を思い出しました。


特に高校時代、とりわけ思春期において

自分のアイデンティティを確立することは

とっても重要な発達課題です。

アイデンティティを確立する過程では

首尾一貫した自己の感覚を形成するために

さまざまな役割や信念、価値観を探求する

必要があります。


ここでは、

アイデンティティの確立を目指す

「高校生のための戦略」と「その留意点」

について、説明します。



《自己探求について》

アイデンティティを確立させるためには

友人や仲間、家族、社会からの期待とは別に、

自分が本当に興味があることは何かを考える

必要があります。

なにが自分をもっともイキイキとさせ

なにが自分を一番夢中にさせるのか?

自分が何者か?を哲学的に

考えていく時間はとても大切です。


そして、さまざまな活動に参加し

自ら体験し、色々なことに興味を持ち

探求していくこと過程も大切です。

例えば学生のうちは部活動やクラブに

入ったり、地域ボランティアに参加したり

新しい活動を個人的に始めたりするのも

とても効果的です。



《価値観を明確化させる必要性》


アイデンティティの確立に向けて

自身にとって最も重要な価値観を

探ることも大切です。

その価値観の中には

正直さや思いやり、向上心などは

自身にとってどんな意味を持ち、

どんな効果を与えるのかを考えてみましょう。


そして、自分自身の核となる

価値観を反映した個人的な目標を

作成することも大切です。

大人になり社会に出ていくに当たって

この目標は、自身の決断と行動の指針となります。


《変化を受け入れる寛容さを身に付ける》

アイデンティティの形成は

自身を開発し、発展させるプロセス

であることを理解する必要があります。

自身が新しい取り組みをおこなったり

新しい環境に身を置くことによって、

今までの自分の考えや価値観をを変える必要に

迫られることがあります。

自身を開発するために

「変化」に寛容である必要があるのです。


そして、

自分の快適でいられる場所ではない、

新しい場所での新たなチャンスや挑戦を

受け入れる必要があります。

ボランティアだけでなく

アルバイトや職場体験など

今まで自身がやったことがないことを

選択することで、

新たな視点や成長を得ることができるのです。



《自己表現について》

さまざまな経験を通して

自身は何を成し遂げ

誰に何を伝えたいのかを

考える必要があります。

自分自身の価値観は

誰かと共有することができます。

そして、

その価値観を共有できた友人が

真の友人となりえるのです。



そのために、

自分らしさを表現する方法を

考えても良いかもしれません。

その表現は、文字や口頭だけでなく

アートや音楽、ファッションなど、

Webに関連した表現など

クリエイティブな表現手段を活用してみましょう。


《最後に…》

高校生におけるアイデンティティの確立は、
自己探求、価値観の明確化、
変化への寛容、自己表現などについての

思考の探求や行動を伴う
多面的なプロセスとなります。


そのプロセスを辿るには
最も多感な時期である
高校生の間がベストなのです。


そのために多様な活動や体験等に参加し、
個人の考えや価値観を振り返り、

そして、変化を受け入れ、
ありのままの自分を表現することで、

高校生として、
自信をもってアイデンティティ形成の旅を
進めることができるのです。


しかし、アイデンティティは
固定的なものではなく、
成長し、学ぶ中で
絶えず進化していくものであることを
忘れてはなりません。


心を開いて
このアイデンティティ確立の旅を
受け入れることで、
充実した本物の自己成長、
自己開発を得ることができるのです。

「自分はいったい何者で」

「何が必要で何に必要とされ」

「何に生きがいを感じることができるのか」
これを探求していってください。

すこし胸がキューっとすることもあると 思いますがとっても大切な感情です。

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☎087-813-3781
info@kagawa-mirai.jp

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