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ペットボトルキャップを届けました。
2023.06.01
松陰高校ではボランティア部が中心となり、毎年ペットボトルキャップの回収を行っています。
世界にワクチンをとどけよう。
集めたペットボトルキャップは、回収業者に買い取られて、その一部が寄付になり、子どもワクチン支援活動に協力できます。
また買い取られたペットボトルキャップは、プラスチックのリサイクル資源として生まれ変わります。
本日、昨年度集めたペットボトルキャップを有限会社小林工業所さまに持参しました。
1年間かけて集められたたくさんのペットボトルキャップはかなりの量になりました。
これが世界にワクチンをとどけるきっかけになります。
でもキャップたちはどのように生まれ変わるのだろう?
工場見学を通してそのような疑問に答えていただきました。
香川県といえば「うちわ」ですが、そのうちわの骨の部分に生まれ変わっています。
小林工業所ではリサイクルに力を入れているとのことでキャップを粉砕して細かくしたものを溶かしてうちわの骨に加工しています。
この茶色いうちわの骨は、木くずを砕き「木粉」にして原料に混ぜたものだそうです。
では工場見学です。
工場に入ると四角い箱のようなものがたくさん置いてありました。
これは金型といい、射出形成で製品を作るために大変重要なものです。
射出形成とは、高温で溶かしたプラスチックを金型に注入後、冷却して成形品を製造する工程で、プラスチック成形品のおよそ2/3がこの方法で作られています。
この金型に入るプラスチックの中に、今回持参したペットボトルキャップが入ります。
まず汚れを落とすためにきれいに専用の洗濯機で洗います。
その後乾燥させたあと、粉砕機で細かく砕き、溶かして金型に入れる過程を見学させていただきました。
ここまでくると見たことのあるうちわの骨になりました。
ここでも発生するプラスチックの使わないパーツは再び破砕機で細かくして部品へと生まれ変わります。
自分たちが集めたペットボトルキャップがどのように生まれ変わるのかを実際に見学することで、ごみとして捨てるのではなく、リサイクルされることでこれからの持続可能な社会を実現できるのではと生徒も感じていました。
最後になりましたが、有限会社小林工業所のみなさま、お忙しい中ありがとうございました。
もっと多くの方にエコキャップ運動を知ってもらえるように、今後も活動していこうと思います。