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四国電力株式会社高松支店の協力で授業を行いました。
2016.11.02
本日、四国電力株式会社高松支店との協力で「私たちの身の回りの放射線」について授業を行いました。
みなさん、放射線ってどんなイメージを持っていますか?
目に見えない、危ない、レントゲン、人体に影響…などなどと言ったイメージを持っている人は多いのではないでしょうか?
“放射線”の言葉の意味を調べてみると、「光の中まで、原子核が壊れる時などに放出される高速の粒子や高いエネルギーを持った電磁波のこと」…かなり難しいですね。
今日の授業は生徒にとって初めて聞くことばかりです。
・世の中のほとんど全てのものが放射線をだしている。人間の体も。
・じゃがいもの芽を出にくくするために放射線。
・医療器具の減菌、ガン治療に放射線。
・トイレットペーパーの厚さを均一にするために放射線。
・タイヤなど工業分野の素材の開発に放射線。
など、身近な放射線について学ぶことができ、私たちの健康にも役に立っていることがわかりました。
授業の後半では、テレビでも見たことのある放射線測定器を使って教室内の放射線量を測定しました。
かなり高価なものと聞いて、生徒たちも緊張していましたが、めったに触ることのできないものです。とても慎重に測定を行いました。
また、霧箱を使った放射線の実験では、ドライアイスを使い、カメラではほとんど撮影することができない繊細な実験に生徒たちはかなり興味を持ち、自然と質問が飛び出しました。
私たちの健康や生活を支えている放射線もあることを学ぶことができました。
「正しく知って、正しく怖がること。」
簡単な言葉ですが、とても深い言葉であると感じることができた授業になりました。