今年度、松陰高等学校丸亀校 高松校では中学校や高等学校、適応指導教室の先生方を対象に「WISC４　初心者セミナー」を実施しています。

WISC４（ウイスク・フォー）はウェスクラー式知能検査のひとつで、全体的な知的能力や記憶・処理に関する能力を測ることができます。
つまり発達障害を診断するテストではありません。その生徒が「何が得意」で「何が苦手」なのかを教師がしっかり把握するための検査です。

子どもの問題行動やトラブルの原因は、親御さんの躾（しつけ）の問題ではありません。

また、学校の先生の指導が原因でもありません。

では何が問題なのでしょうか。

それは「悪いときに、悪いことが重なってしまったこと」が原因なのです。

そして、その「悪いこと」というのは

「子供の特性を理解しないままに物事が進んでしまった」ということです。

第2回目のセミナーは

「WISC4検査内容と検査体験」をテーマとして
10月3日（土）10:00~12:00 丸亀校　15:00~17:00 高松校 で開催します。

このセミナーを開催する目的は、私たちの目の前にいる児童・生徒の問題行動の改善及び課題の解決を「勘と経験に頼る教育だけではなく、WISC４を活用してより科学的アプロ－チによって図りたい」という願いからであります。
前回も多数の先生方がご参加いただき、好評をいいただきました。

また今回が初めてと言う先生方も多数いらっしゃいます。

講師はWISCだけでなくアンガーマネジメントを活用した現場で活きた実践を積み重ねることで成果を上げられている、心理士の車重徳先生です。

車先生の研修内容は心理士、WISC４のプロフェッショナルとして私たち松陰高校の職員にもわかりやすく、現場で活用しています。

繰り返しになりますが、この検査は発達障害を診断するものではありません。

学校現場、家庭の中で、その子は「何ができて」「何が苦手なのか」を理解するための検査です。

そして苦手な部分をできる部分で補っていきましょう。良い個所はそのまま伸ばそうという考え方です。

そして検査を受けていない生徒でもその子の問題行動から読み取れる特性を理解して対応をしていけば、“問題の解決”につながります。

お問い合わせ、ご質問などは

松陰高等学校 高松校　　電話番号087-813-3781

までお願いいたします。

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