松陰高等学校 丸亀校では、JR丸亀駅前花壇の花の植え付けの準備をしました。

丸亀駅前の花壇は数年前から、丸亀市様とJR四国様から委託を受けボランティア活動の一環で生徒が管理をしています。

昨日からの雨もあがり、暑い中の作業でした。そん中でも、生徒たちは一生懸命草抜き、下地作りを行いました。

駅前を行き交う方々に「暑いのに大変やねー頑張ってね😉」と沢山お声がけを頂き生徒も張り切って作業を楽しみました。

肥料を散布し、土質が安定する植え付け日まで寝かせて今日の作業は終了。

カラフルな花を植える植替えと違って、一見地味な作業。しかし花も私たち人間もやはり準備が大切です。

しっかりとした土壌があって、はじめて花は根を張ることができ、暑い真夏を乗り越えられます。

今は肥料を撒き、土質を安定させる期間。人間にもそんな期間が大切ですよね😊

日差しの強い中での活動でしたが、生徒たちは達成感に満ち溢れた表情をしていました。

いよいよ来週は、花を植えます。丸亀駅前にたくさんの花と笑顔が咲くことを願い、取り組みます。

ひとりの生徒が「先生、他の公園や街路樹も全部管理しとる人達が居るんやなあ。そう考えたら、ここだけでも大変やのに管理しとる人達って凄いね！」と良いところに気付いていました。

確かに公園や町並みの緑化は“生きるためだけ”なら、不要かもしれません。

しかし、そんな味気ない無機質な社会だと忙しく生きる人達に“ひとときの安堵と心の余裕”は生まれません。

数年前から始まったボランティア活動のきっかけも、その心を生徒自身が受けるだけではなく、生徒自身からも発信していく体験が出来たら良いと思い始めました。

宮澤章二さんの詩でも

『「こころ」はだれにも見えないけれど、「こころづかい」は見える。

「思い」は見えないけれど、「思いやり」はだれにでも見える。』

とあります。

人と人の間に必要なものが思いやり。

だから、思いやりを表す言葉の「仁」は「人が二人」と書くのではないでしょうか？

普段の授業だけでは経験できないことをするのは本当に楽しそうです。

今日も、いっぱいの笑顔を見ることができました。

また、来週の花の植替えなど、学校生活を通じていろいろな経験をしてほしいと思います(*^^*)

生徒のみなさんお疲れさまでした。

―追記―

昨日、丸亀校で花壇の植替えがありました。

先週の下地つくりから1週間。雨で、うまい具合に肥料もなじみ、とても良いコンディションでした。

6月に入り、夏らしい日差しの中で、生徒たちにとって決して楽な作業ではありません。そんな中でも、花を植えている姿をみると、つらそうな様子は全くなく、むしろ生き生きとした楽しそうな表情や会話がいたるところから聞こえてきました。一人で行うと、投げ出したくなることも、友だちと協力して行うと楽しめるとはこのことだなと改めて実感しました。

生徒によっては、今日の植替えが3回目ということもあり、すっすっすっと本当に慣れた手つきで花を植えていきます。初めての植替えのとき、かなり植え付けにてこずった姿からすると想像もできません。

初めて参加する1年生の生徒に、植え方をアドバイスする場面も見られました。

みんなで1500株以上の花を植え、たっぷり水をあげて今日の作業は終了。これから暑い日が続くので、水やりも大変ですが、「いつもより少し早く来るけん、先生一緒に水やりしようよ。」と自ら言ってくれる生徒もいました。

今日、植えたマリーゴールドも暑い日差しの中できれいな花を咲かせます。

丸亀駅前を通った人たちの心が癒され、人が集う花壇になる事間違いないでしょう。

その様子を見て、生徒たちは、「こうやって人は笑顔になっていくのだな。」と気づき、自分自身に誇りと自信を身に付けていくのだと感じました。

松陰高等学校では、さまざまな体験を通じて、生徒たちの自己有能感を高めています。

その輪が先生と生徒間、生徒同士、さらには友達にまで広がっていくことを期待しています。

 生徒のみなさん、とても暑い中、下地つくりから植替えまで本当にお疲れさまでした。　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　６月２日　更新

6月は日本語検定や美容アシストなどの行事もあります。

ぜひ、参加して新たな発見をしていきましょう！！