心理士カウンセラーのブログ
Psychological counselor Weblog
発達特性があっても、大学・専門学校・就職へ進める理由〜その子に合った環境が、未来への一歩をつくる〜
2026.04.26
「うちの子は、みんなと同じようにできないけれど、将来は大丈夫でしょうか」
「発達障がいやグレーゾーンの特性があっても、大学や専門学校、就職まで進めるのでしょうか」
松陰高等学校 高松校・丸亀校の個別相談では、
保護者様からこのようなご相談を多くいただきます。
中学校の教室で苦しんでいるお子様の姿を見ると、
親御さんが不安になるのは当然です。
朝起きられない。
集団の中にいるだけで疲れてしまう。
提出物や課題が思うように進まない。
人との関わりでつまずいてしまう。
得意なことはあるのに、学校生活の中では評価されにくい。
そんな姿を見ていると、
「この子の未来はどうなるのだろう」
「このまま社会に出られるのだろうか」
と、胸が締めつけられるような気持ちになることもあると思います。
でも、まずお伝えしたいことがあります。
発達特性があることは、進学や就職をあきらめる理由にはなりません。
大切なのは、その子を無理に「普通」に近づけることではありません。
その子の特性を理解し、安心できる環境の中で、できることを少しずつ増やしていくことです。
松陰高等学校 高松校・丸亀校では、
不登校、発達障がい、グレーゾーン、HSC、起立性調節障がい、学習面の困難さなど、
さまざまな背景を持つ生徒たちが、自分のペースで高校生活を送りながら、
大学・専門学校・就職という次の進路へ進み、大きく成長しています。
では、なぜそれが可能なのでしょうか。
進路を切り拓く土台は「自分なら大丈夫」と思える心。
進学や就職に向かうために必要なものは、偏差値や出席日数だけではありません。
もちろん学力も大切です。
高校卒業に向けた学習も必要です。
しかし、その前にもっと大切なものがあります。
それは、
「自分にもできるかもしれない」と思える感覚です。
心理学では、これを「自己効力感」と呼びます。
発達特性のある子どもたちは、これまでの学校生活の中で、
「またできなかった」
「また注意された」
「また周りと同じようにできなかった」
という経験を積み重ねていることがあります。
その結果、本当は力があるのに、自分自身を信じられなくなってしまうのです。
だから松陰高等学校 高松校・丸亀校では、まず「できないこと」を責めるのではなく、
安心して過ごせる関係づくりを大切にしています。
最初は毎日通えなくてもいい。
午前中が難しければ、午後からでもいい。
人と話すのが苦手なら、まずは静かな環境で学習してもいい。
集団が苦手なら、少人数や個別で関わりを増やしていけばいい。
「学校に自分を合わせる」のではなく「自分の状態に合った学び方を見つける」
この安心感が、子どもたちの心を少しずつ回復させていきます。
そして心が回復すると、子どもたちは自然と次のことを考え始めます。
「少し勉強してみようかな」
「この分野なら興味があるかも」
「将来、こんな仕事をしてみたい」
「専門学校を見てみたい」
「大学にも行けるかもしれない」
進路は、無理やり決めさせるものではありません。
安心できる場所の中で、少しずつ自分の未来を考えられるようになるものです。

《大学進学が可能になる理由》
「勉強が遅れているから、大学なんて無理ではないか」そう思われる保護者様もいらっしゃいます。
しかし、現在の大学入試は、学力試験だけで決まるものではありません。
一般入試だけでなく、総合型選抜、学校推薦型選抜など、生徒の活動実績、
意欲、興味関心、将来の目標を評価する入試も増えています。
発達特性のあるお子様の中には、特定の分野に強い興味や集中力を持っている子がいます。
プログラミングが好き。
デザインやイラストに没頭できる。
歴史や生き物について深く調べるのが得意。
機械やパソコンに強い。
人前は苦手だけれど、文章で表現する力がある。
ボランティア活動を通して社会との関わりを学んでいる…
こうした「その子らしさ」は、進路選択において大きな力になります。
松陰高等学校 高松校・丸亀校では、レポート学習やスクーリングだけでなく、
学校行事、体験活動、ボランティア、進路説明会、面接指導などを通して、
生徒が自分の興味や得意分野に気づく機会を大切にしています。
大学進学に必要なのは、完璧な高校生活ではありません。
大切なのは、自分の強みを知り、それを進路につなげていくことです。

《専門学校へ進める理由》
発達特性のある子どもたちは、苦手なことが目立ちやすい一方で、
特定の分野に強い関心や才能を持っていることがあります。
絵を描くことなら何時間でも集中できる。
動画編集やパソコン作業が好き。
美容やファッションに興味がある。
調理やものづくりが好き。
動物、福祉、保育、医療系の仕事に関心がある。
機械や車、ものの仕組みに強い…
こうした「好き」は、専門学校への進路と非常に相性が良い場合があります。
専門学校は、特定の分野を深く学び、将来の仕事につなげていく場所です。
つまり、苦手を無理に平均まで引き上げることよりも、得意や興味を伸ばすことが、
将来の武器になることがあります。
松陰高等学校 高松校・丸亀校では、生徒が自分の特性を「欠点」としてではなく、
「自分の性質」として理解できるように関わっています。
自分はどんな環境なら力を出しやすいのか。
どんな指示なら理解しやすいのか。
どんな人間関係なら安心できるのか。
どんな分野なら努力を続けられるのか。
いわば、自分自身の「取扱説明書」を少しずつ作っていくのです。
この自己理解が深まると、専門学校選びでも失敗しにくくなります。
「有名だから」
「周りが行くから」ではなく、
「自分に合っているから」
「この環境なら続けられそうだから」
「この分野なら頑張れそうだから」
という理由で進路を選べるようになります。

《就職へ進める理由》
「不登校だった子が、社会に出て働けるのでしょうか…」
この不安も、保護者様からよく伺います。
もちろん、すぐに完璧に働けるようになるわけではありません。
しかし、社会に出るために必要なのは、最初から何でもできることではありません。
大切なのは、
自分の苦手を知ること。
困ったときに相談できること。
指示が分からないときに確認できること。
体調や心の状態を自分なりに伝えられること。
少しずつ生活リズムを整えていくこと…
つまり、社会性もまた、練習によって育っていくものです。
松陰高等学校 高松校・丸亀校では、教職員との日々の関わりの中で、
こうした力を少しずつ育てていきます。
「今日は少ししんどいです」
「ここが分かりません」
「もう一度説明してもらえますか」
「この作業ならできます」
「少し休んだら続けられます」
こうした言葉を安心して出せるようになることは、将来の就職に向けた大切な準備です。
また、進路説明会や職業説明会、面接指導などを通して、
生徒が社会と出会う機会も大切にしています。
仕事には、楽しい面だけでなく大変な面もあります。
向いている仕事もあれば、合わない仕事もあります。
だからこそ、高校生活のうちに少しずつ情報に触れ、自分に合った道を考えていくことが大切です。

松陰高等学校 高松校・丸亀校が大切にしていること
松陰高等学校 高松校・丸亀校が大切にしているのは、
単に高校卒業資格を取ることだけではありません。
もちろん、高校卒業はとても大切です。
それは進学や就職の大きな土台になります。
しかし、私たちが本当に大切にしているのは、
卒業後にその子が自分らしく生きていけることです。
そのために、次のような関わりを大切にしています。
① 心の距離が近い、伴走型のサポート
生徒の変化は、数字だけでは分かりません。
表情が少し明るくなった。
前より長く教室にいられるようになった。
自分から質問できた。
行事に少し参加できた。
友だちと一言話せた。
将来の話を少しだけするようになった。
こうした小さな変化を見逃さないことが、子どもたちの成長には欠かせません。
松陰高等学校 高松校・丸亀校では、教職員が生徒一人ひとりの状態を見ながら、
無理に引っ張るのではなく、歩幅を合わせて関わります。
背中を押す日もあります。
そっと見守る日もあります。
休ませることが必要な日もあります。
その子にとって必要な関わりは、日によって違います。
だからこそ、私たちは「管理」ではなく「伴走」を大切にしています。
② 自分に合った学び方を見つけられる
発達特性のある生徒の中には、一斉授業では力を発揮しにくい子がいます。
耳で聞くより、目で見た方が分かりやすい。
長時間座るより、短時間に区切った方が集中できる。
人が多い場所より、静かな環境の方が落ち着く。
紙よりもタブレットやパソコンの方が取り組みやすい。
学び方は一人ひとり違います…松陰高等学校 高松校・丸亀校では、
レポート学習やスクーリングを通して、生徒に合った学び方を一緒に探していきます。
「できない」のではなく、今の方法が合っていないだけかもしれない。
そう考えることで、子どもたちは少しずつ学習への苦手意識を和らげていきます。
③ 学校行事や体験活動で、社会とつながる
松陰高等学校 高松校・丸亀校では、学習だけでなく、さまざまな体験活動も大切にしています。
松陰のホームページやインスタグラムを見ていただいている方はご存知と思いますが、
松陰では学校行事、課外活動、ボランティア、職業説明会、進路説明会、面接指導など、
教室の中だけでは得られない学びがあります。
人と関わること。
地域と関わること。
誰かに感謝されること。
自分の役割を感じること。
初めてのことに挑戦すること。
これらの経験は、発達特性のある生徒にとって大きな意味を持ちます。
なぜなら、社会性は「教え込む」だけでは身につかないからです。
安心できる環境の中で、少しずつ体験し、少しずつ成功体験を重ねることで育っていきます。
④ WISC等の結果を、子ども理解に活かす
松陰高等学校 高松校・丸亀校では、WISC-ⅤやWISC-Ⅳなどの検査結果を参考にしながら、
お子様に合った教育環境や指導方針を考えることがあります。
WISCは、子どもに点数をつけるためのものではありません。
「この子は、どのように情報を受け取ると理解しやすいのか」
「どんな場面で疲れやすいのか」
「どの力を活かせば学びやすくなるのか」
「どんな支援があれば安心して取り組めるのか」
そうしたことを理解するための大切な手がかりです。
検査結果を見て終わりではなく、日々の学校生活や進路指導にどう活かすか。
ここを大切にすることで、お子様にとってより無理のない学び方を一緒に考えることができます。

《親御さんに、今いちばん伝えたいこと》
今、親御さんの目には、お子様の「できないこと」ばかりが見えているかもしれません。
朝起きられない。
学校に行けない。
勉強が進まない。
人と関われない。
将来の話をしたがらない。
その姿を見るたびに、不安になり、焦り、時には強い言葉をかけてしまうこともあるかもしれません。
でも、どうか忘れないでください。
お子様の中にある力が、なくなったわけではありません。
今の環境が合っていないだけかもしれません。
心のエネルギーが少なくなっているだけかもしれません。
自分に合う学び方に、まだ出会えていないだけかもしれません。
子どもは、安心できる場所に出会ったとき、少しずつ変わり始めます。
最初は小さな変化です。
表情が少し柔らかくなる。
学校の話を少し聞けるようになる。
レポートを一枚出せる。
先生に一言返事ができる。
行事の写真を少し眺める。
将来の話に、ほんの少しだけ耳を傾ける。
その小さな一歩が、やがて進学や就職へとつながっていきます。
発達特性は、未来を閉ざすものではありません。
発達特性があることは、進学や就職をあきらめる理由ではありません。
大切なのは、
自分に合った環境を選ぶこと。
自分の特性を理解すること。
得意なことや好きなことを見つけること。
困ったときに助けを求める力を育てること。
そして、自分のペースで未来へ進むこと。
松陰高等学校 高松校・丸亀校は、その歩みをそばで支える学校でありたいと考えています。
高校卒業はゴールではありません。
大学へ進む子。
専門学校で夢を追う子。
就職して社会の中で役割を見つける子。
少し時間をかけながら、自分の道を探す子。
進み方は一人ひとり違っていいのです。
大切なのは、その子が「自分の人生を、もう一度前向きに考えられるようになること」です。
一人で悩まず、まずはご相談ください。
「うちの子の特性でも大丈夫でしょうか」
「中学校にあまり通えていませんが、入学できますか」
「勉強がかなり遅れていますが、卒業できますか」
「大学や専門学校、就職まで考えられますか」
「WISCの結果をどう見ればよいか分かりません」
そのような不安があれば、どうぞ一度ご相談ください。
松陰高等学校 高松校・丸亀校では、お子様の状況を丁寧にお聞きしながら、
その子に合った学び方、通い方、進路の考え方を一緒に整理していきます。
お子様の未来は、今のつまずきだけで決まるものではありません。
環境が変われば、表情が変わります。
関わる大人が変われば、安心感が変わります。
安心感が生まれれば、行動が変わります。
行動が変われば、未来が少しずつ動き出します。
松陰高等学校 高松校・丸亀校は、お子様が自分らしい未来へ歩き出すその日まで、
隣で歩みを合わせる伴走者でありたいと考えています。
まずは、お気軽にご相談ください。
それではまた。。。
松陰高等学校 高松校・丸亀校

087-813-3781

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