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自分の心と体を守るために・・・
2024.06.12
SNSの発達などにより近年、高校生が被害にあうニュースを耳にする機会も少なくありません。
「性犯罪・性暴力対策強化のための関係府省会議」(令和2年6月)において、「性犯罪・性暴力は、被害者の尊厳を著しく傷つける重大な人権侵害であり、決して許されないこと」(「性犯罪・性暴力対策の強化」に関する橋本聖子内閣府特命担当大臣(男女共同参画)メッセージより)として、性犯罪・性暴力の根絶に向けた取組や被害者支援を強化していく方針「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」が決定されました。
この方針を受け文部科学省では、子供が性暴力の加害者や被害者、傍観者にならないよう「生命(いのち)の安全教育」を全国の園や学校にて、令和3年4月より段階的に進められることになりました。
そこで本日丸亀校では、丸亀市役所人権課の有田さんをお招きし、「若年層に対する性暴力被害防止教室」の出前授業を行いました。
内閣府男女共同参画局が公開している「こども・若者の性被害に関する状況等について」によると、16~24歳のうち4人に1人が何らかの性暴力を受けています。
その実態についての講和とDVDを使っての授業でした。
令和5年度から性暴力被害に関する法律が整えられました。
自分の大切な心と体を守るために、
「自分の心と体は自分だけのもの」
「他人との距離感は自分自身で決めることが出来る」
この2つを覚えていて欲しいです。
参加した生徒は、
「性暴力は自分の身近で起こりえることを知った。被害にあわないためにしっかり気を付けていきたい。もし自分の家族や友達が被害にあってしまった時は、その人の話を丁寧に聞いて受け止め、相談できるようにしたい。」
と言っていました。
最後に市役所の方からのメッセージです。
「いずれの性暴力被害についても、被害者は悪くありません。悪いのは加害者です。」ということでした。
そして、まずは何かつらいことがあったら誰でもいいから相談しましょう、という言葉がありました。
このような話は決して遠い世界での話ではなく、いつ遭遇するかもしれないことばかりです。
学習したことを活かして、自分の心と体を守って欲しいです。
最後になりましたが丸亀市役所の方、ありがとうございました。