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香川県防災センターで災害の疑似体験をしました
2023.11.14
今年は1923年9月1日に発生した関東大震災から100年の節目の年です。
今後30年以内に70~80%の確率で南海トラフ地震がおきると言われています。
また近年の異常気象で豪雨や洪水、台風などの風水害も増えてきています。
災害の備えは、地震・火災・風水害などを経験して、初めて気づくことがあります。
生徒からの発案もあり本日、香川県防災センターにて災害から身を守るさまざまなことを学びました。
災害の疑似体験を行う前に、香川県での南海トラフ地震のシミュレーション映像でイメージしていきます。
香川県では全域で震度6強以上が想定されていますが、まず自分の身の安全を確保して早期非難することができるかどうかが生死を分けます。
従来の防災教育は無事に避難できることを想定して行う準備でしたが、危機管理教育は想定を超えた危機が迫り、「命を失うかも」という事態を想定して事前に対策することが重要視されています。
またいつ災害が起きても大丈夫なように飲食物の備蓄や家具の固定など、今から備えられるものを準備しておくことが重要です。
香川県防災センターでは、映像や疑似体験により、よりリアルな災害が体験できます。
体験を通じて防災に対する知識・技術を学び、防災のための行動力を高めていただくことを目的としています。
施設内はいくつかの部屋に分かれており、暴風体験、煙避難体験、地震体験など、実際の災害を体感することで、その怖さや災害への備えの大切さを学ぶことができます。
震度7の地震体験や風速30mの暴風体験なども命を守るために大切な体験です。
想定を超える自然災害が毎年のように発生している今、「防災教育」から「危機管理教育」へ転換する時期が来ていることを教えていただきました。
香川県防災センターのみなさま、お忙しい中貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
松陰高校では、防災に関する体験や講話を定期的に開催しています。
今回の体験をとおし、日頃から防災に対する意識を高めていきましょう。