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特別な資格がなくてもできる!
2024.09.17
「救急の日」の9月9日を含む一週間(令和6年9月8日(日)から9月14日(土)まで)を「救急医療週間」となっており、救急業務及び救急医療に対する正しい理解と認識を深める週間でした。
そこで本日高松校では、応急手当講習を行いました。
主に成人に対する胸骨圧迫とAEDの使い方を中心に学びました。
AEDとは、「自動体外式除細動器(Automated external defibrillator)」です。
心臓が突然止まるのは、心臓がプルプルと細かくふるえる「心室細動」が原因となることが少なくありません。
この場合、AEDによってできるだけ早く心臓に電気ショックを与え、心臓のふるえを取り除くこと(除細動)がとても重要です。
鉄道などの駅、商業施設、学校、オフィスビル、スポーツクラブなど、様々な場所に設置されていますね。
もちろん松陰高校にも設置しています。
エントランスにAEDを設置しているマンションもあります。
自宅にいるときに心筋梗塞や心不全などで倒れることは多くあります。
119番通報して救急隊が到着するまでに心肺蘇生とAEDによって一次救命処置を行えば、生存率や社会復帰できる可能性も高くなります。
では救急車が到着するまでできることは何でしょうか。
①反応の確認
②応援(助け)を呼ぶ
③呼吸の確認
④胸骨圧迫
⑤AEDを使う
この5つのことをみんな真剣に聞き、実践しています。
特に胸骨圧迫は「強く:成人は約5cm(乾電池1本分)の深さ」「速く:1分間に100回~120回の速さ」「絶え間なく」「胸が完全に元の位置に戻るまで圧迫を解除する」とことがポイントで、実践するとその大変さを実感しました。
生徒たちが救命処置の流れに慣れてきたら、3~4人のグループに分かれて学校に設置してあるAEDと同じ機種のもの(訓練用)で行いました。
生徒たちは、1人でするよりみんなで協力したほうが落ち着いて、絶え間なく胸骨圧迫を行うことができたと言っていました。
人は様々な理由で倒れたり、意識を失うことがありますので、しっかりとその時に対応出来る力を身につけておきたいと思った1日でした。
昨年香川県内のある高校で体育の授業中に倒れた生徒を近くに居合わせた高校生たちで救助にあたり、一命を取り留めたそうです。
特別な資格がなくても処置が可能になっているものがAEDです。
今回の講習が生徒たちのもしもの時に役立てればなと思います。