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地球温暖化と液体窒素による超低温の世界

2019.10.24

トピックス

去年大好評だった「地球温暖化と液体窒素の実験」の授業を、四国電力株式会社香川支店の方にご協力いただき、丸亀校にて行いました。

“エネルギーや地球環境問題について現状を正しく理解し、自分たちに何ができるのかを主体的に考えてもらう”ことを目的に授業を行いました。

 

まず最初に地球温暖化についての授業です。

よく耳にする地球温暖化という言葉ですが、誰かに地球温暖化を説明するのはちょっと難しいですね。

大気中には、水蒸気、二酸化炭素、メタンなどの温室効果ガスとよばれるものが含まれており、そのガスがなければ地球はマイナス19度くらいになります。
その温室効果ガスがあることによって地球の気温は平均14度前後に保たれています。
太陽の光が地面を温め、その地表から放射される熱を温室効果ガスが吸収し大気を温めています。
産業活動により二酸化炭素などの温室効果ガスが大量に排出され大気中の濃度が高まり、地表から放射される熱の吸収が増えたことによって気温が上昇しています。

これが、『地球温暖化』です。

 

では、早速実験により仕組みを見ていきましょう。

これは地球温暖化模型といい、地球温暖化のメカニズムがわかる模型です。
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片方にだけスプレーで二酸化炭素を入れ、ライトを当てながら回転させます。

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二酸化炭素を入れた模型の温度がもう一方の模型より1.6度も温度が高くなっていました。

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温暖化の一番の原因は、特に二酸化炭素が増えたことです。
二酸化炭素は化石燃料(石炭、石油、天然ガス)を燃やすことによって増えます。

 

私たちにできることは…

○使っていない電気は消す
○エアコンをかけすぎない
○水のだしっぱなしをしない
○できるだけ電車、バス、自転車を使う
○資源のリサイクルに協力する
○物を大切に使う

ぜひみなさん、できそうなことからやってみましょう。

 

次に、液体窒素による実験です。

特別な容器に入った液体窒素を注ぎます。

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液体窒素はマイナス196度です。バラはあっという間に凍ってしまいました。

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ボールを液体窒素につけ、落下させると…「バン!」という大きな音とともにバラバラに。

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みんなが一番興味をもったのが、風船です。

みるみる縮んでいきました。液体窒素から風船を取り出すとあっという間に元通りに。

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バナナでクギを打ってみました。

たたく力が強くてバナナが真っ二つに!

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液体窒素を廊下にまくと…

写真ではわかりにくいのですがコロコロコロコロと転がり全て蒸発しました。

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今回の地球温暖化問題の授業で、地球のために、私たちの将来のためにできることがたくさんあると気付かされました。

また、液体窒素をスリッパでふんだり、冷たさを感じたり、普段できない貴重な体験をすることができました。

ご協力いただいた四国電力株式会社香川支店のみなさま、ありがとうございました。

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