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化石発掘体験を実施しました。
2019.11.14
秋の深まりが感じられるようになりましたね。
今回、6月に実施する予定でしたが台風の影響で延期になっていた化石発掘体験を、秋晴れの天気の中で実施しました。
松陰高等学校の生徒には教科書で見るだけでなく実際の化石に触れてほしいという願いも込めての新チャレンジです。
今回の化石発掘体験には「さぬき市雨滝自然科学館」の森館長におこしいただきました。
香川県と徳島県の県境にある讃岐山脈は、中央構造線の北側にそって細長く分布している「和泉層群」とよばれる白亜紀後期の地層の中にありました。
恐竜の化石は簡単に見つけることはできないとのことですが、その時代の植物の化石などは比較的見つけやすいとのことです。
野外での活動になるので細心の注意をはらって実施します。
ハンマーを使って作業をするため必ずゴーグルを着用すること、ハンマーを使う時はまわりと2メートルは離れること、長そで・長ズボンをはくなど、たくさんのルールの中で行われました。
生徒たちはそれぞれの場所で化石を探していきます。
最初はなかなか見つけることができませんでしたが少しずつ植物の化石や二枚貝の化石などが出てきはじめると全員のやる気もあがっていきます。
そして完全であれば直径30㎝はあろうかというアンモナイトの一部の化石も発見することができました。
和泉層群ではアンモナイトなどの化石は多くあるということですが、短時間の間に発掘されることは珍しいとのことです。
また、発見される数が少なく名前がまだついていない稀少な化石も発掘することができ、森先生もこれには驚かれていました。
これらはその一部です。
生徒は記念に持って帰ると言ってうれしそうにしていました。
今回、発掘した化石の一部は丸亀校・高松校にそれぞれ展示しています。
実際に手で触れ、白亜紀という時代を感じてみてください。
松陰高等学校では今後も教室を出て「体験できる学習」を実施していく予定ですのでご期待ください。