お知らせ

News

倒れている人をみたら・・・

2023.09.12

トピックス

 9月3日(日)~9月9日(土)は「救急医療週間」、9月9日(土)は「救急の日」で、救急業務及び救急医療に対する正しい理解と認識を深める週間でした。

 そこで本日高松校では高松市消防局の方をお呼びして、応急手当講習を行いました。

 今日の講習では、コロナウイルスの分類が2類から5類に下がったことにより、心肺蘇生訓練人形を使うことが出来ました。

 傷病者の命を救い社会復帰に導くために必要な一連のおこないを「救命の連鎖」と言います。
 救命の連鎖は「心停止の予防」「早期認識と通報」「一次救命処置」「二次救命処置と心拍再開ごの集中治療」の4つの輪で成り立っています。
 2つ目の輪と3つ目の輪は、救急車を待つのではなく、現場に居合わせた私たちにより行われることが、行わなかった時より生存率や社会復帰率が高いことが分かっています。
心臓が止まってから時間の経過とともに救命の可能性は急激に低下します。

 現在、救急車の要請から現場到着まで全国平均では9分、香川県平均では10分かかっているようです。心臓が止まってから10分も何もしないでいると、救命の可能性は8%以下になります。目の前の人の生存率や社会復帰率を向上させるためにも心肺蘇生法の正しい行い方やADEの正しい使い方を知っておく必要があります。

 小児用の使い方も教えてくれました。

 小児用が使えるのは未就学児およそ6歳までで、パッドは胸とお腹に貼ります。

 ADEの種類によってはコネクターの形が小児用のものは「クマ」の形になっており、わかりやすくしているそうです。

 胸骨圧迫は100~120回/分のテンポで、しっかり胸を押し込み、しっかり元の高さまで戻さなければならないので、生徒たちは「救急車が来るまで一人ではできない」と言っていました。

 実際に心肺蘇生法を体験し、生徒は一人で救命することの大変さと近くにいる人みんなで行うことの重要さを体感していました。

 「もし、目の前で倒れている人をみたら、何かしらの手伝いが出来る」そんな素敵な高校生・大人になってほしいです。

カテゴリから選択

年別アーカイブ

よく読まれている記事