心理士カウンセラーのブログ

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【WISC4(ウィスク4)検査の結果を勉強に活かすには】

2021.06.15

小中学生の多くの悩みは

勉強に関することではないでしょうか。

勉強が分からない

漢字や公式がなかなか覚えられない

覚えてもすぐに忘れてしまう

仮に覚えても使い方が分からない

さらには、勉強方法が分からない

宿題ができない

長文読解ができない

算数や数学の文章題が解けない

筆算の繰り上がりや

繰り下がりが分からない

分数が分からない

などなど、

毎日、とても多くのご質問を

いただきます。

しかし、実は、WISC4検査の結果で

勉強のやり方が分かるのです。

【視覚的短期記憶と聴覚的短期記憶とは】

漢字や公式を覚える時

インプット方法は

大きく分けると

視覚と聴覚

ではないでしょうか。

書いて、体で覚えるという方もいそうですが

実際には難しいでしょう。

情報をインプットする時、

視覚からが良いのか

聴覚からが良いのか。

WISC4の検査結果において

(ワーキングメモリ指標)よりも

PSI(処理速度指標)が高い場合は

聴覚よりも「視覚」から

情報を入れた方が

覚えやすいといえるでしょう。

一方、PSI(処理速度指標)より

WMI(ワーキングメモリ指標)が高い場合は

視覚ではなく、「聴覚」から

情報を入れた方が良いです。

【視覚から情報を入れる場合のテクニック】

視覚から情報を入れると言っても

ただ覚えるべき情報を

「ジッと」見ているだけでは

効果は薄いかもしれません。

人は、フォントによって

読みやすいフォント、

読みにくいフォントがあります。

私は、ハッキリ言って

教科書体や行書体は

ちゃんと文字が読めません。

MSPゴシックも微妙です。

一番しっくりくるのは

丸ゴシックプロなんです。

当然、読む場合だけでなく

記憶するのも

記憶しやすいフォントと

記憶しにくいフォントがあります。

まずは、記憶しやすいフォントを

探してみてください。

文字の色によっても

記憶力は変わります。

重要な情報を

赤い文字で書くということは

皆、やっていると思います。

しかし、赤いではなく

黄色の方が覚えやすい子どももいます。

さらには、「火」に関係する文字は

赤い色で書く

「水」に関係する文字は

青い色で書く

「木」に関係する文字は

緑の色でなくなどして

記憶の定着をアップさせた子どももいます。

フォントや色にも

気を付けて覚えてくださいね。

数回、その文字を見て

子どもが「覚えた!」と思ったのであれば

すぐに書かせるテストをやってください。

もし、覚えていなかったら

また覚えれば良いのです。

【聴覚から情報を入れる場合のテクニック】

漢字は特にですが、

読めない漢字は書けません。

そのため、どんどん進めていくのは

まずは、読むことなんです。

では、聴覚で情報を

入れる際のテクニックですが、

漢字であれば

一画ずつ声に出して

イメージさせる必要があります。

例えば、「言う」の「言」であれば

「点、横、横、横、口」

といった感じです。

「花」という漢字であれば

「草かんむりにイとヒ」

で覚えても良いです。

英語であれば、

「apple」を「アッポー」で覚えるのではなく

「エー、ピー、ピー、エル、イー」

と言って覚えるのです。

「train」であれば

「ティー、アール、エー、アイ、エヌ」

と言って覚えるのです。

さらには、

リズムやメロディがあると

人間の記憶力は上がります。

漢字でも英単語でも

リズムを付けて

何度も言わせてください。

当然、耳から情報を入れた場合も

全く書かないで良いということは

絶対にありません。

数回、声に出して覚えたのであれば

最後は、実際に書かせてみてください。

それで漢字が書けていれば

何の問題もありません、

【書いて覚える際の注意事項 】

最近は、書くことが嫌いな子も

増えています。

鉛筆を持って書くことが嫌いであれば

指で空中もしくは机に書かせてください。

書く回数は、3回です。

指文字3回のあと、

覚えたか、テストをしてください。

テストの時のみ鉛筆を使います。

見て覚えても

聞いて覚えても

書いて覚えても

結局、最後は実際に書いて

本当に覚えられたかを確認するのです。

【短期記憶と長期記憶】

視覚や聴覚から

情報をインプットしたとしても

数ケ月後には、全て忘れていまう子もいます。

それは、短期記憶はあるけれだ

長期記憶が低い、

という可能性があります。

WISC4検査における

長期記憶は下位検査になりますが、

単語と知識になります。

短期記憶は高いけれど

長期記憶は低いということは

明日の小テストは

満点がとれるけれど

3ケ月後や半年後の

定期テストまで

覚えていられない、

ということになります。

子どもによっては

覚えたという事実さえも

忘れてしまうかもしれません。

長期記憶が低い場合は、

復習の頻度を増やすしかありません。

通常、人は一度覚えたら

忘れないと思いがちです。

しかし、エビングハウスの忘却曲線によると

一般的な人でも

1日経つと

覚えたことの8割近くは

忘れてしまいます。

発達障害や学習障害がある子ども、

もしくはグレーゾーンの子どもであれば

忘れるスピードは

もっと早いかもしれません。

記憶が1日もたないのであれば、

数時間もしくは数分で復習するのです。

極端にいえば

1限で学んだ内容を2限で復習する

といった感じです。

WISC4の検査結果がある場合は、

下位検査の結果を見て

勉強の方法を検討してくださいね。

《WISC4(ウィスク4)についての質問は》

松陰高等学校 高松・丸亀校まで

お願い致します。

☎️087-813-3781

ご希望であれば

WISC4検査から、その子に合う

勉強方法についての

アドバイスをさせて頂きます。

お気軽にお問い合わせください。

《WISC4(ウィスク4)理解セミナー》

松陰高等学校 高松・丸亀校では

定期的にWISC4検査の勉強会を無料で

開催しております。

ご希望であれば、ご連絡ください。

☎️087-813-3781

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心理士/カウンセラー 車重徳

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