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【WISC-Ⅴ(ウィスク)検査の結果を活用した高校選びのガイドライン】

2024.10.01

発達障害やグレーゾーンの特性を持つ子どもが

進学する高校選びをする際、

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査の結果を参考にすることは非常に有効です。

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査は子どもの認知機能を多面的に評価する知能検査で、

各指標の結果からその子どもの特性や困難を明らかにします。

これにより、子どもの強みや弱みを理解し、それに合った高校を選ぶことで、

明るく楽しい高校生活の実現や学びの充実度を高めることができます。

ここでは、WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査の主要な指標ごとに

どのように高校選びを進めていくべきかを説明します。

《1. 言語理解指標(VCI)》

言語理解指標(VCI)は、

言語能力、言語の理解力、言語概念形成能力

を評価する指標です。

言語的なコミュニケーションや

言語による抽象的な思考に関連する能力を測ります。

この指標が低い場合、

以下の点を考慮して高校を選ぶとよいでしょう。

★進学のポイント

机上学習よりも体験学習がある高校:

言語的な学習が少なく、実践的な作業が多い高校を選ぶと良いでしょう。

サポートが充実した高校:

言語的な支援が充実している高校や、支援スタッフが在籍する高校、

または支援教室の利用が可能な高校を選ぶことで、

授業内容をサポートできます。

発表やディスカッションの少ない環境:

言語を使った発表や討論の少ない高校を選ぶことも有効です。

《2. 視空間指標(VSI)》

視空間指標(VSI)は視覚的な認知能力や空間把握能力、

視覚的に情報を処理する能力を評価します。

視覚を使った学習が得意かどうか、図形や空間を理解する力を測定します。

この指標が低い場合、以下の点に注意して高校を選ぶ必要があります。

★進学のポイント

視覚的学習が少ない科目を中心とした学科:

工業科、機械科など、図面や設計図の理解が求められる科目が

少ない学科を選ぶのが良いでしょう。

ICT(情報通信技術)を活用した学習サポート:

図形の描写が難しい場合、タブレットやパソコンの使用が許可されている学校で、

デジタルツールを活用して学べる環境があると助かります。

視覚支援が充実した環境:

授業で板書だけでなく、口頭説明が丁寧な学校を選ぶと、

理解しやすくなります。

《3. 流動性推理指標(FRI)》

流動性推理指標(FRI)は、問題解決能力、推論力、

新しい概念の形成能力を評価します。

この指標が低い場合、論理的な思考や問題解決が苦手であることが考えられます。

★進学のポイント

経験学習が豊富な高校:

実践的な活動や経験を通じて学べる高校を選ぶと、学びやすくなります。

選択科目が多い高校:

自分の得意な科目を選べる高校を選ぶことで、苦手な推論や問題解決を避け、

得意な分野を伸ばすことが可能です。

少人数制のクラス:

一人ひとりの理解度に合わせて進められる少人数制の高校を選ぶと、

授業内容が把握しやすくなります。

《4. ワーキングメモリ指標(WMI)》

ワーキングメモリ指標(WMI)は、情報を保持しながら処理する能力を評価します。

短期的な記憶力やその情報を使って作業を行う力を測定します。

この指標が低いと、授業内容を覚えきれない、

複数の情報を同時に処理するのが苦手といった課題が見られます。

★進学のポイント

暗記中心の学科は避ける:

英語や理科、社会など暗記を重視する科目が多い学科は避け、

実践や体験を重視する高校が良いでしょう。

定期的な休憩が取れる学校環境:

ワーキングメモリを使いすぎると疲れてしまうため、

休憩時間が適切に設定されている高校や、緩やかなスケジュールで

学べる高校が望ましいです。

学習支援の充実:

メモリや学習補助機器(タブレット等)を活用できる支援が

整っている高校を選びましょう。

《5. 処理速度指標(PSI)》

処理速度指標(PSI)は、視覚的な情報処理の速さや、

作業を迅速に進める能力を測定します。

この指標が低いと、作業が遅れがちになり、

授業やテストの時間内に課題を終えられないことがあります。

★進学のポイント

時間に柔軟な高校:

時間制限が厳しくない高校、例えば課題提出などが長めに設定されている高校を選ぶと安心です。

支援体制や特別なサポートが受けられる高校:

特性にあった支援が受けられるため、自分のペースで学べます。

課題提出に柔軟性がある高校:

提出期限の調整が可能な高校や、授業やテスト形式に工夫がある高校を

選ぶことで、ストレスを減らせます。

《まとめ》

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査の結果を活用することで、

発達障害やグレーゾーンの特性を持つ子どもが、自身に合った高校を選ぶことができます。

各指標が示す強みや弱みを理解し、それに応じた学習環境を提供できる高校を

選ぶことが、高校生活の適応を支え、将来の成功につながります。

高校選びの際には、検査結果をもとに専門家と相談し、

子どもにとって最も適切な選択肢を見つけることが大切です。

なお、松陰高等学校 高松校・丸亀校では

不登校経験者や発達障害を抱える子どもの特性を把握し、

3年後の自立を目指して

充実した高校生活を送れるよう

サポートしています。

また、職員全員が、WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査の

読み取りについて理解しているので

進学についてお悩みの方は是非、

松陰高等学校 高松校・丸亀校まで

お問い合わせください。

松陰高等学校 高松校・丸亀校では

WISC-Ⅳ検査やWISC-Ⅴ検査の読み取りについてのご相談を

いつでも受け付けております。

松陰高等学校に進学するしないは関係なしに

WISC検査についてお悩みの方は

気軽にご相談ください。

松陰高等学校 高松校・丸亀校では

子どもの居場所作りだけでなく

保護者の皆様の相談場所になるよう

いつでも相談に乗れる体制を作っています。

誰に何を相談して良いのか

なかなか分かりにくいこの時代。

子どものことだけでなく

さまざまなことをご相談ください。

また、松陰高等学校がどのような居場所なのか気になる方は

是非一度、松陰高等学校 高松校・丸亀校を

見学してみてくださいね。

《最後に…》

松陰高等学校 高松校・丸亀校では

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査や

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の結果を元に

お子さんにとっての

ベストな教育環境や指導方針を組み立てています。

また、ご希望の方は、松陰高等学校 高松校・丸亀校でも

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を実施しています。

どんな子どもでも

さまざまな特性があります。

その特性は

子どもを苦しめるだけではなく

使い方を変えれば

大きな武器になるのです。

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査をもっと活かしたい方は

いつでもお気軽にご連絡ください。

お待ちしております。

また、WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査や

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を

ご自身でとれるようになりたい先生は

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査のとり方や

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査のとり方も

お教えしています。

その場合もお気軽にお問い合せください。

では。。。

松陰高等学校 高松校・丸亀校

☎087-813-3781

✉info@kagawa-mirai.jp

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