心理士カウンセラーのブログ
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【ASD、ADHD、HSCの子にも安心な学び場って? 通信制高校の新しいカタチ】
2025.08.28

お子さんの「学校選び」で悩んでいませんか?
お子さんの個性や特性に寄り添った学校選びは、
親御さんにとって大きな課題です。
特に、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如・多動症)、
HSC(Highly Sensitive Child:ひといちばい敏感な子)といった
特性を持つお子さんの場合、
集団生活や周囲の刺激に対するストレス、
学習の進め方など、
様々な面で不安を感じることがあるかもしれません。
「毎日、学校に行くのが辛そう…」
「授業についていけるか心配…」
「人間関係で悩んでいないだろうか…」
もし、このような悩みを抱えているのなら、
この記事はきっとお役に立てるはずです。
松陰高等学校 高松校・丸亀校の職員として、
これまでに多くのお子さんと親御さんと向き合ってきました。
その中で、お子さんが自分らしく輝ける場所を見つけ、
卒業していく姿を何度も見てきました。
この記事では、ASD、ADHD、HSCのお子さんが安心して通い、
学び、そして卒業できる通信制高校の新しいカタチについて、
具体的なポイントを交えながら、詳しくお伝えします。
《1. ASD、ADHD、HSCのお子さんが抱えがちな「学校の悩み」》
まず、なぜ一般的な全日制高校が、
ASD、ADHD、HSCのお子さんにとって負担になりやすいのかを考えてみましょう。
●ASD(自閉スペクトラム症)のお子さん
▶人間関係の難しさ:
非言語的なコミュニケーションや暗黙のルールを理解することが難しく、
友人関係や先生とのやり取りにストレスを感じることがあります。
▶感覚過敏:
教室の喧騒、照明の明るさ、制服の素材など、
五感への刺激が強く、集中力が途切れたり、疲労感が増したりすることがあります。
▶ルーティンの変化への不安:
時間割の変更や急な予定の変更に戸惑い、不安を感じやすい傾向があります。
●ADHD(注意欠如・多動症)のお子さん
▶授業への集中維持の難しさ:
興味のない科目の授業では、注意力が散漫になり、
学習内容が頭に入りにくいことがあります。
▶衝動性によるトラブル:
衝動的な発言や行動が、周囲との摩擦を生む原因になることがあります。
▶課題の提出忘れや計画性の問題:
課題や宿題の管理が苦手で、期限を守ることが難しい場合があります。
●HSC(Highly Sensitive Child:ひといちばい敏感な子)のお子さん
▶周囲の感情への過剰な反応:
教室内の誰かのイライラや悲しみに敏感に気づき、
自分のことのように感じて疲弊してしまうことがあります。
▶刺激による疲労:
教室のざわつきや休み時間の活気など、
外部からの刺激を強く受け止め、どっと疲れてしまうことがあります。
▶完璧主義:
失敗を恐れて新しいことに挑戦できなかったり、
些細なミスでも深く落ち込んでしまったりすることがあります。
これらの特性は、決して「わがまま」や「怠け」ではありません。
お子さん自身が、自分の力ではどうにもならない困難を抱えているのです。
だからこそ、その特性に寄り添い、安心して学べる環境を
提供することが何よりも重要になります。
《2. なぜ「通信制高校」が新しい選択肢となるのか?》

全日制高校での悩みを抱えるお子さんにとって、
通信制高校は有効な解決策となり得ます。
その理由をいくつか見ていきましょう。
▶自分のペースで学習できる:
登校日数がコントロールでき、
自宅での学習を中心にすることもできるため、
お子さん自身の体調や学習進度に合わせて無理なく勉強を進められます。
▶人間関係のストレス軽減:
全日制高校のような密な人間関係に縛られることがなく、
友人関係の悩みを抱えにくい環境です。
▶多様な学びのスタイル:
多くの通信制高校では、レポート学習、オンライン授業、
スクーリングなど、様々な学習方法が用意されており、
お子さんに合ったスタイルを選べます。
しかし、「通信制高校ならどこでもいい」というわけではありません。
特にASD、ADHD、HSCのお子さんにとって、
安心して学びを継続できるかどうかは、
学校ごとのサポート体制に大きく左右されます。
《3. 松陰高等学校 高松校・丸亀校が選ばれる3つの理由》
松陰高等学校 高松校・丸亀校は、通信制高校でありながら、
ASD、ADHD、HSCのお子さんが安心して通い、
卒業できる独自のサポート体制を整えています。その理由は、大きく3つあります。
●理由①:地元で完結! 遠方への「スクーリング」が不要
通信制高校の卒業には、必ず「スクーリング」への参加が必須です。
スクーリングとは、年間数日間、指定された本校や
会場に登校して対面授業を受けること。
しかし、このスクーリングが、多くのお子さんにとって
大きなハードルとなることがあります。
▶遠方への移動:
本校が遠方にある場合、長距離の移動が必要となり、大きな負担になります。
特に、集団での移動や見慣れない場所での宿泊は、
ASDやHSCのお子さんにとって強いストレスとなる可能性があります。
▶不慣れな環境:
本校の校舎や宿泊施設など、知らない場所での生活は、
お子さんの不安を増大させることがあります。
▶知らない人との交流:
スクーリングでは、普段会わない他の生徒や先生と交流する機会が多く、
コミュニケーションに苦手意識があるお子さんには大きなプレッシャーとなります。
松陰高等学校 高松校・丸亀校では、このスクーリングを、
高松校・丸亀校の校舎内で完結させることができます。
地元で、普段から通い慣れた校舎で、
いつもの先生や仲間と一緒にスクーリングを受けられるため、
お子さんは安心して学習に集中できます。
遠方への移動や宿泊のストレスがないことは、
お子さんの心身の負担を大幅に軽減し、
学びを継続する大きな助けとなります。
●理由②:サポート教員による専門的なサポート体制
松陰高等学校 高松校・丸亀校には、私を含め、
専門知識を持つサポート教員が常駐しています。
これは、一般的な通信制高校にはない、大きな強みです。
▶個別のカウンセリング:
お子さん一人ひとりの特性や悩みに寄り添い、
個別のカウンセリングを行います。
学習面での困りごとだけでなく、友人関係、将来への不安など、
多岐にわたる相談に対応します。
▶学習サポートの最適化:
お子さんの特性に合わせて、
集中しやすい学習方法や環境を一緒に探します。
例えば、ADHDのお子さんには、短時間の集中を繰り返す
「ポモドーロ・テクニック」を提案したり、
ASDのお子さんには、視覚的なスケジュール表を作成したりするなど、
具体的なサポートを行います。
▶保護者の方との連携:
お子さんの状況を保護者の方と密に共有し、
ご家庭でのサポートについてもアドバイスします。
お子さんを支える「チーム」として、
親御さんと学校が連携していく体制を整えています。
専門的な知識を持つ教員が、いつでも相談に乗れる環境があることは、
お子さんだけでなく、親御さんにとっても大きな安心感につながります。
●理由③:多様な学びの選択肢と「個別指導」
松陰高等学校 高松校・丸亀校では、お子さんの興味や学習進度に合わせて、
様々な学び方を選ぶことができます。
▶週5日通学型:
全日制に近い形で、毎日登校して学習するスタイルです。
友人との交流や規則正しい生活を送りたいお子さんにおすすめです。
▶週1日~3日通学型:
自分のペースで通学し、学習を進めるスタイルです。
習い事やアルバイトなど、学校以外の活動と両立したいお子さんに向いています。
▶在宅型:
登校日を最小限に抑え、自宅での学習をメインにするスタイルです。
学校での集団生活に強い不安があるお子さんでも、安心して学習を進められます。
さらに、これらのスタイルに加えて、「個別指導」にも力を入れています。
▶マンツーマンでの指導:
経験豊富な先生が、お子さん一人ひとりの理解度に合わせて、
マンツーマンで丁寧に指導します。
▶「わからない」をなくす:
集団授業では質問しにくいことも、個別指導なら気軽に聞くことができます。
▶苦手科目の克服:
つまずいている単元まで遡って丁寧に指導するため、
苦手意識の克服につながります。
お子さんの特性や状況に合わせて最適な学び方を選び、
必要に応じて個別指導でサポートすることで、
学習の遅れを取り戻し、自信をつけて卒業できる体制が整っています。
《4. 松陰高等学校 高松校・丸亀校を卒業した生徒の「声」》

実際に、松陰高等学校 高松校・丸亀校で学び、卒業していった生徒たちは、
どのように感じたのでしょうか。
●Aさん(ADHD):
「前の学校では、授業中に集中できなくて、いつも先生に怒られていました。でも、ここでは、僕のペースに合わせてくれて、わからないところは個別で教えてもらえました。スクーリングも、いつもの場所でできたので、全然緊張しなかったです。卒業できるなんて、最初は思ってもいませんでした。」
●Bさん(HSC):
「大きな教室のざわつきや、周りの人の視線が気になって、学校に行くのが辛かったです。松陰高等学校 丸亀校に来てからは、自分に合ったペースで学習できたので、気持ちに余裕ができました。先生がいつも気にかけてくれて、話を聞いてくれたことが、すごく安心感につながりました。」
●Cさん(ASD):
「決まった時間に起きたり、電車に乗ったり、知らない場所に行くことが苦手でした。でも、松陰高等学校 高松校は、通いやすい場所で、いつも通りの生活の中で学習できました。進路についても、公認心理師の先生と何度も相談して、自分の興味のある専門学校に進むことができました。」
彼らの声は、私たちが目指す「安心できる学びの場」が、
確かな形で実現できていることの証だと感じています。
《5. 親御さんへ:一歩踏み出すためのヒント》
お子さんの学校選びは、お子さんの未来を左右する大切な決断です。
もし、今、悩みを抱えているなら、
まずは以下のことを試してみてはいかがでしょうか。
●お子さんの話に耳を傾ける:
お子さんの「学校が嫌だ」という言葉の裏には、様々な理由が隠されています。
頭ごなしに否定せず、まずは「どうしてそう思うの?」と優しく問いかけ、
お子さんの気持ちに寄り添ってあげてください。
●学校見学や個別相談に参加する:
ウェブサイトの情報だけではわからないことがたくさんあります。
実際に学校に足を運び、教室の雰囲気や先生の様子、
在校生の様子などを自分の目で確かめてみましょう。
松陰高等学校 高松校・丸亀校でも、随時、個別相談や学校見学を受け付けています。
●専門家の意見を求める:
お子さんの特性について、公認心理師や専門医に相談することも有効です。
お子さんのことをより深く理解することで、最適な進路が見えてくるかもしれません。
《6. 【まとめ】お子さんの「好き」や「得意」を伸ばせる場所を見つけよう》

お子さんの個性や特性は、決してマイナスなものではありません。
それは、お子さんだけの特別な才能であり、魅力です。
松陰高等学校 高松校・丸亀校は、通信制高校の枠を超え、
ASD、ADHD、HSCのお子さんが安心して、
自分らしく学び、卒業できる場所です。
遠方へのスクーリングが不要なこと、公認心理師による専門的なサポート、
そしてお子さん一人ひとりに合わせた多様な学習スタイルは、
お子さんの可能性を最大限に引き出すための土壌となります。
「学校に通うのが辛い」と感じているお子さんも、
ここでは、自分のペースで学び、自信を取り戻し、
将来の夢に向かって歩み始めることができます。
もし、この記事を読んで、「話を聞いてみたい」と感じたなら、
お気軽に私たちにご連絡ください。
お子さんの明るい未来を、一緒に探していきましょう。
《最後に…》
松陰高等学校 高松校・丸亀校では
WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査や
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の結果を元に
お子さんにとっての
ベストな教育環境や指導方針を組み立てています。
また、ご希望の方は、松陰高等学校 高松校・丸亀校でも
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を実施しています。
どんな子どもでも
さまざまな特性があります。
その特性は
子どもを苦しめるだけではなく
使い方を変えれば
大きな武器になるのです。
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査をもっと活かしたい方は
いつでもお気軽にご連絡ください。
お待ちしております。
また、WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査や
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を
ご自身でとれるようになりたい先生は
WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査のとり方や
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査のとり方も
お教えしています。
その場合もお気軽にお問い合せください。
では。。。
松陰高等学校 高松校・丸亀校
☎087-813-3781
✉info@kagawa-mirai.jp