心理士カウンセラーのブログ

Psychological counselor Weblog

【「学校が合わなかった」子どもに、もう一度チャンスを…】

2026.02.12

「学校に行けない」という現実は、

時に親子を深い孤独に突き落とします。

しかし、それは決して「終わり」ではなく、

その子にとっての「新しい始まり」に過ぎません。

《「学校が合わなかった」子どもに、もう一度チャンスを》

朝、リビングに漂う重苦しい空気。

「今日こそは学校へ行けるだろうか」と、

祈るような気持ちで子どもの部屋の

ドアを見つめる親御さんの心情を思うと、

胸が締め付けられます。

こんにちは。

松陰高等学校 高松校・丸亀校の

教員 兼 職員です。

香川県内、特に高松市や丸亀市周辺でも、

中学校の「普通」という枠組みに馴染めず、

苦しんでいるお子様が増えています。

不登校、発達障がいの特性、

起立性調節障がい、HSC(ひといちばい敏感な子)…。

理由は一人ひとり違いますが、

共通しているのは、みんな

「今の環境がたまたま合わなかっただけ」ということです。

靴のサイズが合わなければ、

足が痛くなって歩けなくなるのは当然です。

それなのに、教育の現場では

「痛いのを我慢して歩け(学校に来い)」と言われがちです。

私たちは、そんな「サイズ違いの環境」で

自信を失ってしまった子どもたちに、

ぴったり合う「新しい靴」を一緒に探し、

もう一度自分の足で歩き出すための「チャンス」を提供する場所です。

《なぜ「学校が合わない」という現象が起きるのか》

「普通」の学校システムは、

多くの場合「一斉指導」を前提に作られています。

同じ時間に登校し、同じ時間だけ座り、

同じペースで学習する。

このシステムに適応できる子がいる一方で、

どうしてもこぼれ落ちてしまう繊細で個性豊かな子どもたちがいます。

HSC(Highly Sensitive Child)の場合

人一倍敏感な気質を持つHSCの子どもにとって、

数十人が密集する教室は「刺激の洪水」です。

隣の席の子が怒られている声、

蛍光灯のわずかな音、

誰かのイライラした空気……。

それらをすべて吸収してしまう彼らは、

ただ学校にいるだけで、普通の人の何倍も疲弊します。

起立性調節障がい(OD)の場合

思春期特有の自律神経の乱れにより、

朝どうしても起き上がることができない。

「怠けている」と誤解されやすいですが、

これは血圧調整がうまくいかない立派な身体疾患です。

「行きたいのに行けない」という葛藤が、

最も本人を苦しめます。

発達特性・グレーゾーン・学習障がい(LD)

知能には問題がなくても、

情報の受け取り方に独特の癖がある子どもたちです。

「書くことだけが極端に遅い」

「空気を読みすぎて疲れる」。

一斉授業のスピードや、暗黙の了解が支配する集団生活は、

彼らにとって毎日が無理難題の連続なのです。

これらはすべて、

「本人の努力」ではどうにもならない領域です。

それなのに、学校に行けないことで

「自分はダメな人間だ」と自己否定のループに陥ってしまう。

これほど悲しいことはありません。

《松陰高等学校 高松校・丸亀校が提案する「もう一度のチャンス」とは》

私たちは、全日制高校の「代わり」ではありません。

むしろ、これまでの学校で傷ついた心を癒やし、

自分らしく生きるための「新しい教育の形」を体現しています。

通信制高校という「柔軟なインフラ」

松陰高等学校は、通信制の仕組みを最大限に活かしています。

登校時間は自分で決める: 午後からなら体調が良いなら、午後から来ればいい。

登校頻度も自分次第: 週に1回から始めて、少しずつ増やしていくことも可能です。

学習は個別最適化: 周りと比べる必要はありません。自分の理解度に合わせて進めます。

「普通高校卒業資格」という確かな武器

どれだけ自由であっても、当校を卒業すれば

得られるのは「高等学校卒業」の資格です。

これは全日制高校と1ミリも変わりません。

大学受験、専門学校進学、就職。

将来の選択肢を狭めることは一切ありません。

《松陰高等学校 高松校・丸亀校が誇る「カウンセラー・マインド」の支援》

私たちは、単にレポートを添削するだけの教員ではありません。

生徒一人ひとりの「心の安全基地」になることを目指しています。

否定しない、比べない

当校に来る生徒の多くは、

これまでに「もっと頑張れ」「みんなはできている」

という言葉に傷ついてきました。

私たちはまず、その子が「今、そこにいること」を認めます。

「今日は学校に来られたね」

「レポート、1行書けたね」

そんな小さな一歩を、私たちは本気で喜びます。

個性を「特性」として愛でる

「こだわりが強い」のは「専門性が高い」ということ。

「空気を読みすぎる」のは「共感力が高い」ということ。

短所に見える特性を、どうすれば社会で活かせる

「強み」に変えられるか。

カウンセラーの視点から、

生徒と一緒に自己分析を行い、自信を育てます。

「家以外の居場所」の構築

不登校が長引くと、子どもの世界は

「家」だけになってしまいます。

松陰高等学校 高松校・丸亀校は、家でも学校でもない、

第3の場所(サードプレイス)になります。

無理に友達を作る必要はありません。

まずは先生と、次に隣の席の静かな子と。

少しずつ世界を広げていくお手伝いをします。

《親御さんに知ってほしい「回復のステップ」》

お子様が再び動き出すまでには、段階があります。

焦りは禁物です。

1. 【休養期】 心のエネルギーが枯渇している時期。まずはしっかり休み、「学校に行かなくても自分は愛されている」という安心感が必要です。

2. 【リハビリ期】 少しずつ外に目が向き始める時期。通信制高校の見学や、短時間の登校から始めます。

3. 【定着期】 自分のペースを掴み、学習や活動に意欲が出てくる時期。

4. 【自立期】 卒業後の進路を見据え、自分の足で歩き出す時期。

松陰高等学校 高松校・丸亀校では、

このすべてのステップにおいて、ご家族をサポートします。

親御さんだけでのカウンセリングも随時行っています。

なぜなら、親御さんが笑顔を取り戻すことが、

お子様の回復にとって最大の薬になるからです。

《香川(高松・丸亀)という地域で育む未来》

私たちは、地元に根ざした学校です。

高松校は、交通の便も良く、適度な活気の中で社会性を養えます。

丸亀校は、落ち着いた環境で、じっくりと自分と向き合うことができます。

どちらの校舎も、派手な看板や騒がしさは選んでいません。

子どもたちが「ここなら入っていける」と思えるような、

静かで温かい空間作りを徹底しています。

地元の大学や専門学校、そして企業とも連携しており

「卒業して終わり」ではなく「その先の人生」までを

見据えた進路指導を行います。

《「学校が合わなかった」は、才能の証明かもしれない》

歴史上の偉人や、現代の成功者の中にも、

学校という枠組みに苦しんだ人は数多くいます。

彼らは「能力が低かった」のではなく、

「既存のシステムが、彼らの才能を収めるには狭すぎた」のです。

HSCの繊細さは、

クリエイティブな仕事や福祉の現場で宝物になります。

ADHDの行動力は、起業家や表現者としての原動力になります。

起立性調節障がいで朝が苦手な子は、夜型のクリエイターや、

時間に縛られない働き方で輝くかもしれません。

「学校が合わない」という経験は、

「自分らしい生き方を探せ」という人生からのサインです。

私たちは、そのサインをポジティブに捉え、

お子様が自分自身の「取扱説明書」を作っていく過程を全力で支えます。

《まずは「見学」という一歩から》

「うちの子、まだ家から出られないんです」

という親御さんもいらっしゃいます。

当然です。まずは、親御さんだけで校舎を見に来てください。

先生たちの雰囲気、通っている生徒たちの表情、

教室に流れる空気感。

それらをご自身の目で確かめて、

「ここなら、あの子も笑えるかもしれない」と感じていただけたら、

それだけで十分な一歩です。

無理な勧誘はいたしません。

私たちは、お子様と親御さんが「納得して選ぶこと」が、

最も大切だと知っているからです。

《おわりに:未来を信じたい保護者様へ》

「もう一度チャンスを」という言葉には、

私たちの決意がこもっています。

一度つまづいたからといって、

人生が台無しになることなんてありません。

むしろ、そのつまづきを知っている人は、

他人の痛みがわかる、深みのある大人になれます。

松陰高等学校 高松校・丸亀校には、

かつてあなたと同じように悩み、

今は自分の道を見つけて歩いている先輩たちがたくさんいます。

未来が見えなくて不安なときは、

どうぞ私たちの扉を叩いてください。

カウンセラーとして、一人の教育者として、

あなたとお子様の声をじっくりとお聞きします。

大丈夫。

道は、一つではありません。

《補足…》

松陰高等学校 高松校・丸亀校では

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査や

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の結果を元に

お子さんにとっての

ベストな教育環境や指導方針を組み立てています。

また、ご希望の方は、松陰高等学校 高松校・丸亀校でも

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を実施しています。

どんな子どもでも

さまざまな特性があります。

その特性は

子どもを苦しめるだけではなく

使い方を変えれば

大きな武器になるのです。

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査をもっと活かしたい方は

いつでもお気軽にご連絡ください。

お待ちしております。

また、WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査や

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を

ご自身でとれるようになりたい先生は

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査のとり方や

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査のとり方も

お教えしています。

その場合もお気軽にお問い合せください。

では。。。

松陰高等学校 高松校・丸亀校

☎087-813-3781

✉info@kagawa-mirai.jp  

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