心理士カウンセラーのブログ

Psychological counselor Weblog

【「体験を通して高校で輝けた!」 そんな子どもたちの物語】

2025.06.29

松陰高等学校 高松校・丸亀校では

「すべての子どもたちに、輝ける場所を」

という理念のもと、生徒一人ひとりの個性を尊重し、

それぞれのペースで学べる環境を提供しています。

広域通信制高校という特性上、

当校には発達障がいを抱える生徒、

不登校を経験した生徒、

感受性の高いHSC(Highly Sensitive Child)の生徒、

そして不安障がいなどと向き合いながら日々を過ごす生徒など、

本当に多様な背景を持つ子どもたちが在籍しています。

そんな子どもらが抱える困難は様々ですが、

共通しているのは「自分らしくいられる場所」

「安心して挑戦できる場所」を求めていることです。

松陰高等学校 高松校・丸亀校では、

従来の座学だけでなく、

多種多様な体験活動を通して、

生徒たちが秘めた可能性を開花させ、

自信を育む機会を数多く提供しています。

ここでは、実際に体験活動を通して大きく成長し、

高校生活を輝かせた生徒たちの物語をご紹介します。

生徒らがどのように困難を乗り越え、

自分らしい輝きを見つけていったのか、ぜひ最後までお読みください。

《松陰高校が体験活動に力を入れる理由:なぜ「体験」が重要なのか?》

「なぜ、高校でマリンスポーツや化石発掘?」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

松陰高等学校 高松校・丸亀校が体験活動に力を入れるのには、

明確な理由があります。

1. 「できた!」の成功体験を積み重ねる場

学校生活において、特に学習面でのつまずきや

人間関係の困難を経験してきた生徒にとって、

「できた!」という成功体験は

何よりも大きな自信につながります。

体験活動は、座学とは異なる形で、

生徒たちが自らの手で何かを成し遂げる機会を提供します。

例えば、マリンスポーツでは初めてのボートに挑戦し、

バランスを取りながら水上を進む達成感を味わう。

カート体験では、スピード感の中で集中力を高め、

目標タイムに挑戦する。

化石発掘では、地道な作業の中から

何万年も前の生命の痕跡を見つけ出す。

これらの体験は、生徒にとって新鮮な驚きと喜び、

そして「自分にもできるんだ」という

自己肯定感を育む貴重な機会となります。

2. 五感を刺激し、心の扉を開く

発達障がいを持つ生徒の中には、

特定の感覚過敏や感覚鈍麻を抱えている生徒もいます。

また、不安障がいの生徒は、

外部からの刺激に過敏になりがちです。

体験活動は、教室の中では得られない

多様な感覚刺激を提供します。

潮風の香り、波の音、土の感触、

エンジンの振動、そして仲間たちの声。

五感をフル活用することで、

生徒たちは自然とリラックスし、

普段は閉じこもりがちな心の扉を開く

きっかけになることがあります。

特に、自然の中での活動は、

ストレス軽減効果やリフレッシュ効果も期待できます。

3. コミュニケーション能力の向上と協調性の育成

集団での活動が苦手な生徒や、

人との関わりに不安を感じる生徒も少なくありません。

体験活動は、共通の目標に向かって協力し合うことで、

自然な形でコミュニケーションが生まれる場となります。

例えば、ラフティング体験では

六人一組にパドルを漕ぐ協調性が求められます。

化石発掘では、仲間と情報交換しながら

発掘を進める場面も出てきます。

こうした体験を通して、生徒たちは他者との関わり方を学び、

協調性や共感力を育んでいきます。

また、普段は話さないような生徒同士が、

共通の体験を通して打ち解け、

新たな友情が芽生えることも珍しくありません。

4. 自己理解と自己発見の促進

体験活動は、生徒が自分自身の新たな一面を

発見する機会でもあります。

普段は消極的な生徒が、

アクティブな活動を通してリーダーシップを発揮したり、

手先が不器用だと思っていた生徒が、

精密な作業で才能を発揮したりすることもあります。

「自分は何が得意なんだろう?」

「どんなことに興味があるんだろう?」

体験を通してこれらの問いに向き合うことで、

生徒たちは自己理解を深め、

将来の進路や目標を見つけるヒントを得ることができます。

《輝きを取り戻した生徒たちの物語》

ここからは、実際に松陰高等学校 高松校・丸亀校の体験活動を通して、

自分らしい輝きを見つけた生徒たちの物語をご紹介します。

ストーリー1:海の力で自信を取り戻したAさんの物語(不登校・不安障がい)

Aさんは中学時代、人間関係のトラブルから不登校になり、

高校進学後も強い不安感から学校に足が向かない日々が続いていました。

人前に出ることも苦手で、自分から話すこともほとんどありませんでした。

そんなAさんが初めて参加したのが、

松陰高等学校 高松校のマリンスポーツ体験でした。

最初は「みんなと一緒にできるかな…」

「迷惑かけたらどうしよう…」

と不安そうな表情を浮かべていましたが、

いざ瀬戸内海の穏やかな海に漕ぎ出すと、

Aさんの表情は少しずつ変わっていきました。

初めて挑戦したマリンスポーツでは、

最初はバランスを取るのに苦戦していましたが、

インストラクターの丁寧な指導と、

隣で挑戦する友人の応援を受けて、

上手に波に乗ることができました。

海の上から見る景色は、Aさんにとって初めての経験で、

その開放感に思わず笑顔がこぼれました。

「波の音を聞いていると、なんだか落ち着くんです」

「海の上にいる自分が、すごく嬉しかった」

体験後、Aさんは興奮した様子で話してくれました。

この体験をきっかけに、

Aさんは少しずつ学校に行けるようになり、

他の体験活動にも積極的に参加するようになりました。

今では、新しいことに挑戦することに臆することなく、

以前よりも明るく、自信に満ちた表情で学校生活を送っています。

Aさんにとって、海は不安を洗い流し、

新たな一歩を踏み出す力を与えてくれた場所なのです。

ストーリー2:集中力と探求心を開花させたBさんの物語(発達障がい・アスペルガー特性)

Bさんは、特定のことに強いこだわりを持ち、

一度集中すると周りが見えなくなる傾向がある生徒でした。

興味のないことには全く関心がなく、

集団行動が苦手なため、

授業中に周りと足並みが揃わないこともありました。

しかし、その集中力は素晴らしいものがありました。

そんなBさんが目を輝かせたのが、化石発掘体験でした。

歴史や地学、特に恐竜や古代生物に

強い興味を持っていたBさんにとって、

化石発掘はまさに「待ってました!」という活動でした。

発掘現場では、他の生徒が少し飽きてしまうような地道な作業も、

Bさんはひたすら集中して石を叩き続けました。

小さなハンマーとタガネを使い、

ひび割れ一つ一つを注意深く観察し、

土を払い落としていく姿は、まるで熟練の職人のようでした。

そして、ついにBさんは見つけました。

数センチほどの小さな巻貝の化石を。

「これ、アンモナイトの仲間かな?」

「この地層から見つかるのは珍しいんです!」

Bさんは、発見した化石について、

その特徴や地質学的な背景まで、

熱心に説明してくれました。

普段は口数の少ないBさんが、

自分の興味のあることとなると、

堰を切ったように言葉が溢れてくるのです。

この体験を通して、Bさんは自分の得意なこと、

情熱を傾けられることを見つけ、

その探求心をさらに深めることができました。

また、自分の発見を仲間に伝えることで、

他者とのコミュニケーションにも積極的になり、

自信を持って発言できるようになりました。

Bさんにとって、化石発掘は、

彼の持つユニークな才能と集中力を最大限に引き出し、

周囲に認められるきっかけとなったのです。

ストーリー3:スピード感の中で自己表現を見つけたCさんの物語(HSC・内向的)

Cさんは非常に感受性が豊かで、

他者の感情を敏感に察知し、

周りの雰囲気に影響を受けやすいHSCの生徒でした。

そのため、人混みや大きな音、

新しい環境に強いストレスを感じやすく、

自分から積極的に行動することが苦手で、

どちらかというと内向的でした。

そんなCさんが参加することになったのが、

カート体験でした。

最初は「速いのは怖い…」

「うまく運転できるかな…」

と不安そうにしていましたが、

インストラクターからヘルメットの正しいかぶり方や

ハンドルの操作方法を丁寧に教わり、

少しずつ緊張がほぐれていきました。

コースに出てみると、Cさんは意外なほどの

集中力と運転センスを発揮しました。

最初はゆっくりと進んでいたカートが、

周回を重ねるごとに加速し、

コーナーもスムーズに曲がるようになりました。

風を切って走る爽快感、エンジンの振動、

そしてタイムを縮められた時の達成感が、

Cさんにとって新鮮な体験だったようです。

「最初は怖かったけど、走っているうちに夢中になれました」

「自分で運転するって、こんなに楽しいんですね」

体験後、Cさんの表情は、普段見せることのない、

どこか吹っ切れたような明るさがありました。

カート体験は、Cさんにとって、自分の殻を破り、

内側に秘めていた情熱やスピードへの興味を解放する機会となりました。

人目を気にせず、自分自身の感覚と向き合うことで、

Cさんは自己表現の喜びを感じ、新たな自信を得ることができました。

《体験活動がもたらす変化:彼らはなぜ輝けたのか?》

これらの物語は、松陰高等学校 高松校・丸亀校で日々生まれている、

感動的な変化のほんの一部に過ぎません。

体験活動が生徒たちにもたらす変化は、多岐にわたります。

1. 「心の居場所」の発見

体験活動を通して、生徒たちは

「自分はここにいてもいいんだ」という心の居場所を見つけます。

教室の中では感じられなかった居心地の良さや、

仲間との一体感を体験することで、

学校生活全体に対するポジティブな感情が育まれます。

2. 「成功体験」の積み重ねによる自信

小さな成功体験が、やがて大きな自信へとつながります。

体験活動は、生徒がそれぞれのペースで

「できた!」を経験できる場です。

この積み重ねが、学習意欲の向上や、

新たな挑戦への意欲へと結びつきます。

3. 「多様性」を認め合う環境

松陰高等学校 高松校・丸亀校の体験活動には、

さまざまな個性を持つ生徒が参加します。

お互いの得意なこと、苦手なことを理解し、

助け合いながら活動することで、多様性を認め合い、

尊重する心が育まれます。

これは、社会に出る上で非常に重要なスキルとなります。

4. 「生きた学び」の実感

座学だけでは得られない「生きた学び」が、

体験活動には詰まっています。

五感を使い、体を動かし、仲間と協力することで、

知識がより深く定着し、実社会で役立つスキルとして身につきます。

5. 自己肯定感の向上と未来への希望

何よりも、体験活動を通して生徒たちは

自己肯定感を高めます。

「自分にはできる」

「自分は価値ある存在だ」

と感じられるようになることで、

未来に対する希望を抱き、

前向きに歩んでいく力が育まれます。

《松陰高等学校 高松校・丸亀校の今後の展望》

松陰高等学校 高松校・丸亀校では、

これからも生徒一人ひとりの個性を尊重し、

彼らが自分らしく輝ける環境を提供し続けることを目指しています。

今後も、生徒たちの興味や関心、

ニーズに応じた多種多様な体験活動を

企画・実施していきます。

地域の方々との連携を深め、

より多くの学びの機会を創出していくことで、

生徒たちが社会とつながり、自立していくための支援を強化してまいります。

また、保護者の皆様、地域の皆様には、

生徒たちの成長を見守り、

温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

私たち教職員一同、生徒たちが高校生活で

最高の輝きを放てるよう、全力でサポートしてまいります。

私たち松陰高等学校 高松校・丸亀校は、

一人ひとりの生徒が持つ可能性を信じ、

それぞれのペースで成長できる場所でありたいと願っています。

《最後に…》

松陰高等学校 高松校・丸亀校では

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査や

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の結果を元に

お子さんにとっての

ベストな教育環境や指導方針を組み立てています。

また、ご希望の方は、松陰高等学校 高松校・丸亀校でも

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を実施しています。

どんな子どもでも

さまざまな特性があります。

その特性は

子どもを苦しめるだけではなく

使い方を変えれば

大きな武器になるのです。

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査をもっと活かしたい方は

いつでもお気軽にご連絡ください。

お待ちしております。

また、WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査や

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を

ご自身でとれるようになりたい先生は

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査のとり方や

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査のとり方も

お教えしています。

その場合もお気軽にお問い合せください。

では。。。

松陰高等学校 高松校・丸亀校

☎087-813-3781

✉info@kagawa-mirai.jp

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