心理士カウンセラーのブログ
Psychological counselor Weblog
【「プチひきこもり」の子どもの夏休みの過ごし方】
2022.06.15
6月13日に四国地方も梅雨入りし
夏が近づいてきましたね。
4月に希望を胸に抱いて
進学・進級した子が今…
「買い物には行けるけど、学校には行けない」
「保健室に登校できるけど、教室にはには入りづらい」
「自分の興味関心のあることであれば動けるけど
そうでないときは身体が重い」
というような状況になってないでしょうか。
そういった生徒さんこそ
この夏休み期間はチャンス
と考えてください。
日常の行動が「プチひきこもり」
で常態化しているのであれば
その日常以外のところで
生徒に変化を促せるタイミングなのです。
今回は、「プチひきこもり」状態にある子どもの
夏休みの過ごし方について
ご説明いたします。
《プチひきこもりでも夏休みは嬉しい!》
では、なぜプチひきこもりの子どもの
「夏休み」がチャンスなのでしょうか?
不登校を経験していない多くの人は、
いわゆる
「不登校の生徒は毎日が日曜みたいなもの」
だと大きな勘違いをしています。
しかし、プチひきこもりの子どもにとって
平日は、「日曜日」ではないのです。
なぜなら、
学校に行けていない子どもの平日は、
学校がある日に当たるので
当然「日曜日」にはなりえないのです。
そのため「学校を休んでいる」
という思考が働き
学校に行っていない状況下で
平日の不登校日に
心から楽しむ、ということができないのです。
その点、夏休みは
誰がなんと言おうが夏休みです。
平日の昼間に
どこで何をしようが
誰も何も言いません。
その動ける状態で
子どもの行動を活性化させていくのです。
《行動と体験が子どもを変えていく》
皆さんのまわりに
夏休みを終えて、ガラッ
と雰囲気が変わったお子さんはいませんか?
夏休み明け、
思い切りイメチェンした同級生や
お子さんはいませんでしたか?
こういった子どものほとんどが
この夏休みにサマーキャンプや
友達や家族とのアウトドア、
サマースクール…
夏休みは様々な変化のあるイベントも多く
コロナも落ち着きつつあり
今年は昨年に比べ増えるでしょう。
そこで何かしらの行動をおこし
そして、その行動が周囲に受け入れられる
事により自己肯定感は高くなります。
そのポジティブなイメージは
夏休み後も継続していくのです。
そのために必要な事は「理解」と「承認」
が保証された場での「行動」なのです。
この4月からの数ヶ月、
やりたくてもやれなかったことは何ですか?
まずは、それを明確にしてみましょう。
《夏休み明けはリセットできる》
夏休みに少しでも動くことができた子どもは
次のステップにいきます。
その次のステップとは…
そうです。
学校に行くことになります。
そこで、多くの子どもが
「環境」を変えることによって
登校できるようになるのです。
そもそも「学校」とは一体、
何なのでしょうか。
学校を構成しているのは
・人(教師・クラスメイト)
・校舎(施設・空間)
・やるべきこと(目的)
です。
そのいずれかが
本人に合わない、
もしくは本人にとって
苦痛を感じることだから
「学校に行かない」
「引きこもる」
という選択肢を選ぶのです。
ということは、前出の
・人
・校舎
・やるべきこと
を変えれば、学校に行ける可能性が
高まるのです。
《人、校舎、やるべきことを変えるとは…》
どんなに素晴らしいカリキュラムあったとしても
それを元に指導するのは「人」です。
どんな人でも
合う人、合わない人
はいます。
教員や教師が生徒に対して
合う、合わないを決めてはいけませんが
生徒側であれば、問題ありません。
「好き嫌いを超えた」
「合う」「合わない」を考えたとき、
子どもが「合う」と思える人に
指導を受けることができているのか、
これからの時代は、
そんな多様性が認められる時代になるのです。
昭和のように
どんな理不尽にも耐えて
根性で何かを成し遂げる
そんな時代はとうに過ぎています。
そして、場所が変われば
「気持ち」が変わります。
極端な例ですが、
私はディズニーランドは好きです。
USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)でも
構いません。
そういったアミューズメントパークに行ったら
仮に何もしなくても「ハッピー」な気持ちに
なったりしませんか?
いい歳の大人がミッキーのカチューシャをし
ミニオンの被り物をし
非日常を楽しんでいます。
私もそうです。
それと同じです。
場所が変われば「気持ち」が変わるのです。
やることに関してですが
「勉強」ということに変わりはありません。
しかし、本人が学びたい内容を
自由に学べるとしたら
こんな良いことはないと思いませんか?
また、学習の仕方も
「いわゆるフツーの学校」での
学習方法、授業の進め方では
合わない子どももいるはずです。
その子どもに合った学習方法を
実践できるとしたら、
きっと学習が楽しくなります。
《今の時代、学び方は多様です。》
小学校、中学校、高校と
フツーの学校に通うことしか知らない人は
そういった学校しか選択肢を持ち合わせていません。
そのため、その人の「フツー」は
いわゆる全日制高校なのです。
しかし、子どもの最終的な目標は何ですか。
「最終的な目標」です。
少なくとも
高校に通うこと、ではないですよね?
高校卒業でもないはずです。
多くの方の最終的な目標は
「成人し社会に出て“自立”した生活を送る」
ではないでしょうか?
そのための道筋は
今は「たくさん」あるのです。
そのたくさんの選択肢を知っているか
否かになります。
そして、そういった多様性を
受け入れている高校を選ぶことによって
不登校やプチひきこもりが改善するのです。
もし、子どもの夏休みの過ごし方について
お悩みの方がいらっしゃれば
松陰高校 高松校・丸亀校まで
お気軽にご質問ください。
松陰は色々な道筋で“自立”までの
過ごし方をお手伝いできます。
《最後に…》
松陰高等学校 高松校・丸亀校では
WISC4(ウィスク4)の検査結果を元に
お子さんにとっての
ベストな教育環境や指導方針を組み立てています。
ご希望の方は、松陰高校 高松校・丸亀校でも
WISC-Ⅳ検査を実施しています。
どんな子どもでも
さまざまな特性があります。
その特性は
子どもを苦しめるだけではなく
使い方を変えれば
大きな武器になるのです。
WISC4検査をもっと活かしたい方は
いつでもお気軽にご連絡ください。
お待ちしております。
また、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を
ご自身でとれるようになりたい人は
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その場合もお気軽にお問合せください。
では。。。
松陰高等学校 高松校・丸亀校
☎087-813-3781
✉info@kagawa-mirai.jp