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【なぜ、不登校を経験した子どもにとって高校生活が大事なのか?】

2024.09.18

中学校時代に不登校を経験した子どもにとって、

高校生活は非常に重要な成長の場となります。

どのような高校を選ぶのか

そして、どのような高校生活を過ごすかについて、

適切な「選択」と正しい「計画」をすることで、

子どもが大人になる準備が整うだけでなく、

自己成長や自己肯定感の向上にもつながります。

ここでは、中学校時代の不登校経験者が

どのような高校を選択し、

どのように高校生活を送るべきかについて

詳しく説明します。

《高校の選択について》

不登校を経験した子どもにとって、

高校選びは非常に重要な要素です。

以下の点を考慮して

選択することが求められます。

まずは、柔軟な学習形態がある高校を選ぶ

ということでしょう。

不登校の経験がある子どもにとって、

従来の全日制の高校に通うことが

心理的な負担になる場合があります。

このような場合、

通信制高校や定時制高校を

選ぶことが有効です。

これらの学校は、

柔軟な学習時間を提供し、

自分のペースで学べる環境を整えています。

また、オンライン学習の機会を

提供している学校も増えており、

自宅での学習を希望する場合に適しています。

そして、絶対にかかせないのが

支援体制が整っている高校を選ぶということです。

心理的なサポートや特別支援が必要な場合、

そういった対応ができる教員がいる高校を

選ぶことが重要です。

また、少人数クラスでの指導や

個別対応のカリキュラムを

用意している高校も選択肢の一つです。

こうした支援体制がある学校では、

不安や悩みを相談できる環境が整っており、

安心して通学できるでしょう。

さらには、興味や関心に基づく学校選び

重要な要素です。

高校選びの際には、

子どもの興味や関心を尊重することも大切です。

例えば、特定の科目や分野に強い興味がある場合、

その科目に特化したコースを

提供する高校を選ぶとよいでしょう。

専門学校のような

アプローチをとる高校もあり、

将来の職業選択に向けたスキルを

身につけることができます。

これにより、自分の得意な分野を伸ばすことで、

学習意欲や自己肯定感が高まります。

そして、最後に学校の雰囲気や文化を重視することも

チェックポイントとして挙げるべきでしょう。

不登校を経験した子どもにとって、

学校の環境や学校の文化が合わないと感じると、

再び学校に行きたくなくなることがあります。

学校見学やオープンスクールに参加して、

実際の雰囲気を感じ取り、

自分に合った環境かどうかを確認することが大切です。

《高校生活の過ごし方について》

高校生活をどのように過ごすかは、

不登校経験者にとって大きな意味を持ちます。

以下のポイントを意識して過ごすことが大切です。

自己理解を深める

高校生活は、自分自身を

深く理解するための時間でもあります。

不登校を経験した子どもは、

なぜ学校に行けなかったのか、

その原因を振り返ることが必要です。

その過程で、自分の得意なことや苦手なこと、

ストレスの原因などを見つけ出し、

自己理解を深めることが大切です。

カウンセリングや自己分析を通じて、

自分の性格や感情を理解し、

それに基づいた行動を

取ることができるようになるとよいでしょう。

新しいことに挑戦する

高校は新しいことに

挑戦するための絶好の場所です。

クラブ活動や学校行事、

ボランティア活動、

アルバイトなど、

興味を持ったことには

積極的に参加してみましょう。

これにより、新しい友人ができたり、

自己肯定感が高まったりします。

また、自分が好きなことを見つける

きっかけにもなります。

小さな成功体験を積む

不登校経験者にとっては、

小さな成功体験を積み重ねることが重要です。

例えば、毎日登校することや、

宿題や課題をきちんとこなすこと、

授業で発言することなど、

小さな目標を設定し、

それを達成することで

自信をつけていくことが大切です。

成功体験は、自己肯定感を高めるだけでなく、

次の挑戦へのモチベーションにもつながります。

自己管理スキルを磨く

高校生活を通じて、

自分自身のスケジュール管理や目標設定、

時間の使い方など、

自己管理スキルを磨くことが重要です。

これらのスキルは、

社会に出た後でも役立ちます。

例えば、毎朝決まった時間に起きる習慣をつける、

宿題や課題を早めに終わらせる計画を立てるなど、

日常生活の中で自己管理を意識することが大切です。

バランスの取れた生活を送る

学校での学習やクラブ活動、

友人との交流、

アルバイトなど、

高校生活ではさまざまな活動が求められますが、

それに加えて、心と体のバランスを

保つことも重要です。

規則正しい生活リズムを守り、

十分な睡眠を取り、

適度な運動を心がけることが、

精神的な健康を保つために大切です。

また、趣味やリラックスする時間を大切にすることも、

ストレスを減らし、

高校生活をより豊かにする要素となります。

このように不登校を経験した子どもにとって、

高校生活は再スタートの機会であり、

大人への成長を促進する重要な時期です。

柔軟な学習形態や支援体制が整った高校を選び、

自己理解を深め、

自己肯定感を高めるような

高校生活を送ることが、

未来の可能性を広げるために必要です。

高校での経験を通じて、

小さな成功体験を積み重ね、

新しいことに挑戦し、

自己管理スキルを磨くことで、

自信を持って大人の一員として

社会に出ていく準備が整います。

なお、松陰高等学校 高松校・丸亀校では

不登校経験者や発達障害を抱える子どもの特性を把握し、

3年後の自立を目指して

充実した高校生活を送れるよう

サポートしています。

また、職員全員が、WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査の

読み取りについて理解しているので

進学についてお悩みの方は是非、

松陰高等学校 高松校・丸亀校まで

お問い合わせください。

松陰高等学校 高松校・丸亀校では

WISC-Ⅳ検査やWISC-Ⅴ検査の読み取りについてのご相談を

いつでも受け付けております。

松陰高等学校に進学するしないは関係なしに

WISC検査についてお悩みの方は

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松陰高等学校 高松校・丸亀校では

子どもの居場所作りだけでなく

保護者の皆様の相談場所になるよう

いつでも相談に乗れる体制を作っています。

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また、松陰高等学校がどのような居場所なのか気になる方は

是非一度、松陰高等学校 高松校・丸亀校を

見学してみてくださいね。

《最後に…》

松陰高等学校 高松校・丸亀校では

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査や

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の結果を元に

お子さんにとっての

ベストな教育環境や指導方針を組み立てています。

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どんな子どもでも

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WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査のとり方や

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査のとり方も

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その場合もお気軽にお問い合せください。

では。。。

松陰高等学校 高松校・丸亀校

☎087-813-3781

✉info@kagawa-mirai.jp

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