松陰ブログ
SHO-IN Weblog
歌舞伎
2024.03.14
こんにちは。
松陰高校の神野です。
みなさん歌舞伎に興味を持ったことはありますか?
私は市川團十郎歌舞伎の大ファンで今年こそは舞台を観に行きたいと思っています。
さて、我が県の琴平町にも歌舞伎を楽しめる金比羅大芝居(金丸座)があります。
こんぴらさんのふもとにあり、日本最古の芝居小屋として国内外問わず多くの「こんぴら歌舞伎」ファンに愛されています。
その昔、江戸時代では庶民は旅を禁止されていました。唯一、信仰を目的とした旅は許されていたんです。そのためこんぴら参りに訪れ、そこで観る歌舞伎は人々にとって憧れだったようです。
最近はコロナ禍の影響や、耐震補強工事により休演していましたが今春5年ぶりに舞台が開催されます。歌舞伎ファンにはなんとも嬉しいニュースです。
日本最古と聞くと、なんだか古めかしい建物を想像するでしょうか。
いえいえ!金丸座は、現代にも通用するエキセントリックな仕掛けのある建物なんです。
目玉となる仕掛けを2つご紹介しましょう。
まず1つ目。
みなさん、好きなアーティストやアイドル等のLIVEを思い出してください。
舞台が自動でせり上がってきて、アーティストが飛び出してくる演出を目にしたことがあるでしょう。
この仕掛けは歌舞伎で「せり」と呼ばれています。金丸座ではなんと大人5人の人力で、舞台へ役者をせり上げるんです。
2つ目。
現代ではワイヤーで吊るされた役者が電動で観客の頭上を飛んでいく「宙乗り」も、金丸座では手動で再現しています!
このような仕掛けを生で体験したい、という理由から訪れる人も多いようです。
しかし金丸座の最大の魅力は、なんといっても客席と舞台の近さです。
公演中、観客は役者たちの素晴らしい迫真の演技を肌で感じ、観客と役者が舞台を一緒に楽しもうとする一体感が会場中に満ちています。
これぞ画面の中では味わえない、舞台の醍醐味ですね。
松陰高校では日頃から生徒たちに、新しい体験を積み重ね視野を広げて欲しいと考え、様々な学校行事を行っています。
経験に勝るものはなし!
まだ歌舞伎を観たことがない方は、ぜひ新しい体験を、そして「本物」を感じに、金比羅大芝居へ行ってみませんか?
以上、神野でした