松陰ブログ
SHO-IN Weblog
「どこからでも」
2026.11.03
みなさん、こんにちは。松陰高校の志宇知です。
先日、お菓子の袋を開けようとして、ちょっと苦戦しました。
袋には「こちら側のどこからでも切れます」と書いてあります。
ところが、右から引っ張っても、左から引っ張っても開きません。

「どこからでもって書いてあるのに…」
結局、ハサミを使って開けました。
そんな時、ふと思ったことは「簡単にできるはず」というのは案外、言う側の思い込みなのかもしれない。
私たち教員も、生徒のみなさんに、
「困ったことがあったら、いつでも相談してね」
と声をかけます。
もちろん、その気持ちに嘘はありません。
でも、相談する側になって考えてみると、どうでしょう?
何から話せばいいか分からない。
うまく言葉にできない。
こんなことを相談していいのか迷ってしまう。
そんな時に「何でも話して」と言われても、かえって困ってしまうことがあるかもしれません。
私自身も、初めての場所や慣れない相手には、何を話そうか迷うことがあります。
だからこそ最近は、相談してもらうことより、まずは話しやすい関係をつくることを大切にしたいと思っています。
何気ない挨拶や、ちょっとした雑談。
すぐに返事がなくても、無理に聞き出さないこと。
そんな小さな積み重ねが、いつか「ちょっと聞いてほしいんだけど」につながるのかもしれません。
生徒のみなさんも、困ったことを最初から上手に説明しようとしなくて大丈夫です。
「なんとなくしんどい」
「うまく言えないけど、ちょっと聞いてほしい」
そんな一言からでも、話を始められる学校でありたいと思います。
そして、すぐに言葉にならない気持ちもあることを、私たち大人は忘れずにいたいですね。
さて、あのお菓子の袋。
「どこからでも切れます」と書いてありましたが、私にはハサミが必要でした。
人にも、それぞれ話し始めやすい方法がある。
お菓子の袋一つから、そんなことを考えた一日でした。
以上、志宇知でした。