松陰ブログ
SHO-IN Weblog
徳島工業短期大学に見学に行きました。
2018.10.19
現在、松陰高等学校丸亀校 高松校では文化祭の準備が着々と進んでいます。
10月28日(日)に第2回松陰高等学校文化祭が高松校にて合同で開催されます。
文化祭の入場は予約制となっていますので参加してみたいと思われた方は、高松校(電話番号087-813-3781)までご一報ください。
みなさまのご来場おまちしております
そんな中、「技術習得アシスト」の一環として、徳島工業短期大学に見学に行ってきました。
松陰高等学校 丸亀校 高松校でおこなっている、3つのアシスト(assist)とは…“手伝う”“助けとなる”の意味を持ち、みなさんの将来の目標を見つけるお手伝いが出来るようにと平成29年度からスタートした取り組みです。当校では今年度「美容ファッションアシスト」「技術習得アシスト」「ビジネス・デザインアシスト」の3つのアシストを行っています。
今回お世話になったのは徳島工業短期大学のみなさんです。
徳島工業短期大学は四国で唯一、自動車整備士を養成する学科を持つ短期大学です。
まず初めに今回の見学にあたって近藤理事長からお話をしていただきました。
次に板金体験をしました。
板金とは車がぶつかったりしてできた損傷個所を修復する工程の一つです。板金作業の際は軍手と、今回はつける必要はなかったですが、普段は騒音が激しいので耳栓を付けて行うのが一般的と教えていただきました。
今回は記念に耳栓をいただきました。
まず初めに損傷個所に溶接してワイヤーをつけます。
その後ワイヤーをフックで引っ張りながら周りをハンマーで叩いていきます。
するとへこんだ部分が浮き上がってきます!
車の下部の部分など金属が分厚く、手で引っ張ることが困難な箇所にはスライドハンマーのピストンの力を利用します。
細かいところをピンポイントで修復したいときはこのような機械を使って修復します。
普段見ることがない修理の工程を体験して、参加した生徒はとても楽しそうでした。
次に学食体験です。
から揚げカレー、鳥のクリームソースかけ、尾道ラーメンなどなど、
どのメニューもボリューム満点で、みんな大満足です。
学校の敷地内にダートコースがあるのは、日本全国の中で徳島工業短期大学だけです。
そんなダートトライアル体験を自動車部の方々に協力してもらって行いました。
自動車部は運転技術の向上を主な目的としていて、悪路を走るダートトライアルを主として活動しています。また整備の方にも力を入れていて、30分のダートコースの走行のために10時間かけて整備することもあるようです。
前日の天気の影響もあってコースに水が溜まっていたので始めに激しくコースを走ってコース内の水をはけました。
そしていよいよ試乗体験です。
鳴り響くエンジン音、巻きあがる土煙や水しぶき、カーブでのドリフト、どれも迫力満点でした!
つづいて電気自動車について学びました。
これは学生と職員の方々が2年間かけて部品交換を経て、普通車から作った電気自動車です。
環境問題が懸念される昨今、電気自動車の普及は徐々に高まりつつあります。
電気自動車の特徴としては「排出ガスが出ない」、「低騒音」、「低燃費」などがあることを学びました。
そして、レース仕様EV体験をしました。
普段乗っている自動車との違いに生徒は驚いていました。
電気自動車を通じて、環境問題に対して生徒一人ひとりが考えることのできるいい機会になりました。
最後に宮城学長から「自動車の分野はさまざまな種類がいま模索されていて、これから可能性が広がる分野です。みなさんもいろいろな分野に興味を持って取り組んでいってください。」とお話をいただき、今回の見学は終了となりました。
今回はこの見学会のために送迎の準備やダートコースの整備なども念入りに行っていただき、生徒たちはスリル満点でありながら安全にコースをまわることができました。
また、自動車のさまざまな可能性について、あらためて興味を持ってくれた様子でした。
帰りの車中でも「楽しかった」「自動車について改めて興味を持った」と興奮気味に話していました。
最後になりましたが近藤理事長、宮城学長をはじめ、徳島工業短期大学の職員のみなさま、そして自動車部のみなさま、今回はこのような機会を設けていただきありがとうございました。
松陰高等学校 丸亀校・高松校では今回のような生徒の進路決定をサポートするような課外活動を数多く取り入れています。
当校はサポート校とは違い、山口県が学校教育法第一条校として正式に認可した本校の出先教室です。
スクーリングも全て3年間高松校・丸亀校で完結できるだけではなく、授業や美容などのたくさんの講座すべて、追加学費など一切発生しません。
参加は自由ですので、できるだけたくさんのアシストに参加をして、将来の目標を見つけるきっかけにしてください。