松陰ブログ
SHO-IN Weblog
疫病退散?
2025.03.14

みなさんこんにちは。松陰高校の志宇知です。
赤い牛の首がゆらゆら動く「赤べこ」をご存じの方は多いと思います。
私の家には赤べこを7体飾っており今後も機会があれば買っていきたいと思います。
その理由ときっかけは、10年前、高松市内で“東北地方の物産展”が開催された時のこと…
職人さんが赤べこを目の前で製作しているところを見させてもらった時、
その職人さんの細やかな作業、一体一体、丁寧に愛情を込めて作っているその姿、更には
赤べこのかわいらしさや、ゆらゆらと癒される動きにひかれて購入したことがきっかけでした。
赤べこは福島県会津地方の郷土玩具で、赤い牛をかたどった張り子の置物で首がゆらゆらと動く
愛らしい姿が特徴です。
伝統的な赤色のものから、現代的なデザインのものまで、赤べこには多くのバリエーションが
あります。
地域限定のもの“白河だるま総本舗”さんならウェブでも購入できる特別なコラボ商品、
最近はカプセルトイにも登場していて自分好みのものを探すのも楽しみのひとつです。
そんな赤べこが注目されたことが以前ありました。
コロナ感染症が増えていた時、あの“アマビエ”と同じように“赤べこ”が疫病退散のグッズ
として取り上げられていたのです。
赤べこの赤い色は「魔除け」や「疫病退散」の力があるとされ、特に江戸時代には
「疱瘡除け」のお守りとして広まりました。
また牛のゆらゆらと動く首が、「病気を振り払う」象徴とされ、健康や無病息災を願う
縁起物として人気があるとのことでした。
そのような由来は全く知らず、かざっていた私でしたが、
赤べこのおかげか私はいつでも元気です。
そのまま置いておけばただのインテリアですが、その由来や伝承を調べていくと
新たな見方ができると思います。

いつか松陰で生徒たちと実際に自分だけの赤べこ作りの体験をしてみたいと
あらためて思いました。
叶いますように!
それではまた。。。